前倒しすることで公に奉仕する

ゲルマンは人々やその考え方を手厳しく批判し、新しい物理学上のアイデアを誰が最初に発表したかという先行権を常に気にしていた。ファインマンは意味が通らないような物理の主張や尊大な態度には我慢がならず、またその一方で、才能のある相手にはそのことを称賛した。しかし、先にも触れたように、人に先を越されたときも、彼にとって重要だったのは自分が正しかったか間違っていたかであって、最終的にそのことで自分が称賛されることではなかった。

ファインマンさんの流儀

だが、それはあくまで貢献であり、価値基準の全てではない。同時に自身で作るという楽しみを削いではならない。

楽しむと貢献するの二兎の価値をとことん追求する。

ファインマンさんの流儀: すべてを自分で創り出した天才の物理学人生

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