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CYC #02 | クラウドファンディングの企画内容とその裏話


こんにちは、アーティストユニットWHOLE9のhitchです。

前回の自己紹介記事に引き続き、今回はクラウドファンディングの企画内容とその裏話について書いていきます。


その前に、まずは御礼を!皆様のおかげで、初週ですがすでに58%以上のご支援金が集まりました!悩みながら楽しんで考えた企画ですが、1ヶ月以上人の目に触れずに練り続けていたため、ようやくリアクションやご支援金をいただけて「間違っていなかった」と感激しました。サポートいただけた方からのコメントで「一緒に作り上げたい」「せっかくだったら私の街に描きに来て欲しいから壁も探す」と言っていただけたのが本当にうれしかったです。


閑話休題。といっても企画の説明はクラファン上で一番端的にまとまっているので...この投稿ではクラファン記事を順に貼りながら、その意図や裏話を注釈していくという内容になっております。紹介の中で気になる箇所があった方は是非クラファンページをご覧ください

ではどうぞ!

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*07.05日時点での画面


◆ご挨拶/プロジェクト'#CYC'について

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今回企画を1行で言うならば"新型ウイルス等の影響で閉塞感がある世の中を、私たちが壁画を描くことで活気づけたい"です。
今までいろんなところで絵を描いたり仕事をしてきましたが、これだけ不特定多数の方の目に触れる企画を打ち出したのは初めてでした。「どう書けば僕らの意図がきちんと伝わってくれるか」に注意して、何度もsimoと文章を推敲しました。この文章は僕たちのプロフィールにも書いてあるもので、もちろん本心です。絵は1人でも楽しいけど、2人だともっと世界が広がるし、もっと言えばその絵以上に、絵を通じてたくさんの人と出会えることこそが幸せだと思うから、この輪を広げていきたいなって考えています。



◆プロジェクト'#ColorYourCommunity’について

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この図をいかにスムーズに理解してもらうかがこの企画のキモでした。①資金のみならず②壁を見つける企画は他に類を見ず、絵を描く目的はあくまで先述した"新型ウイルス等の影響で閉塞感がある世の中を、私たちが壁画を描くことで活気づけたい"からです。
資金をギャラ運用しないので必要経費のみを集める企画なわけですが、正確にはボランティアがしたかった訳ではありません。そもそも壁画を日本で描く機会自体が貴重なのでこのカルチャーをもっと日本でも広めたいという意図もあるし、壁画が大好きな僕はこのクラウドファンディングを完遂しても、今後ずっとこういう活動を続けたい。それは、僕が楽しいって言うのと、壁画がコミュニティにとってたくさんいいトコロがあるから(後述)です。


[具体的な屋外壁面の条件として][具体的なミューラルの仮想サンプルスケッチ]

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ここが具体的な探している壁面の条件についてですね。主に①美観やコミュニティの為の条件②僕たちWHOLE9の描きたい条件、の2種類があります。
壁画って街中で自然と/強制的に目に入る絵画と言えるので、少しでもオフェンシブにならないように①と②のバランスは慎重に考えないとなって思います。逆に言えば、土地にフィットして僕ららしい絵が描ければ、日々の暮らしがちょっとは明るくなるんじゃないかな、って思うんですよね。


[具体的な過去のミューラルプロジェクトのプロセス]

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とは言え壁画の出来ていくプロセスって観た事ない方がほとんどだと思います。次回のnote投稿では上記画像のTAISHO☆UPプロジェクトを実例に挙げて、お話を頂いたところからラフスケッチ、実際のペイントから完成までをご紹介する予定です!


◆プロジェクトをやろうと思った理由

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【①新型ウイルス等の影響で閉塞感がある世の中を、私たちが壁画を描くことで活気づけたい】
【②今年もともと計画していたプロジェクト予算と予定が破綻した為】
【③今後の作家活動における持続可能な取り組みとして、より積極的に街に壁画を描く活動を続けていきたい】

企画立案時のモヤモヤを、冷静になって考えると以上の3つの理由がありました。
元はと言えば今年の3月まで、僕はメルボルンに居ました。コロナの影響で壁画の依頼は減り、それどころか次々に街がシャットダウンされていく日々でした。この機を逃せば国際便が無くなるというタイミングで帰国を果たし、それからというもの日本のアトリエで毎日毎日絵を描き続けました。その時点で年間で予定していた他の国へ渡航はキャンセルとなり、仕事もキャンセル/依頼がパタリと無くなりました

そんな時、10年来のお付き合いの先輩(その方は学生当時の僕らと裸の付き合いをしてくれた元クライアント)から電話をもらって、この企画の実施に向けて強く背中を押してもらいました

というのも、これまでWHOLE9で行った海外での制作を振り返ると、「壁画は地域コミュニティの共有財産」という学びがありました。日頃の生活で、通勤通学のひと場面に、待ち合わせ場所として、自然と目に入る壁画が街の人々を明るくする光景は彼らの壁画に対するリアクションで見て取れました。絵を描いて「街を明るくしてくれてありがとう」と感謝された感動は忘れられません。
でもそれは日本だって起きる話です。渋谷駅の岡本太郎壁画、地元の団地のレトロな壁画、駅の高架のストリートアートは、「インスタ映え」なんて空虚な事言わなくたって昔から街を照らして来たわけですから。

要するにこの自粛生活の中、僕たちはずっとフラストレーションを感じていて、ミューラルでそれを発散したかったんだと思います。そしてそれには街の人にとってポジティブな効果もあると信じているし、自粛が開けてもずっと続けていきたいWHOLE9のライフワークなんだと感じています。このストーリーに理解を示してくださる方や地域がある限り、どこにでも描きにいくことがWHOLE9にとってのやりがいです。



◆リターンについて

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プロジェクト資金の50%以上が集まった今、リターン品人気の傾向が見えて来たのでご紹介します。
やはりボリュームラインとしてご紹介している【H,IのTシャツ】は戦略会議の配信もセットなので一番人気ですね。
匹敵する人気なのは【K,プロジェクトをまとめたハードブック(スケッチ付き)+クレジット表記】です。直筆スケッチが付くので、おそらくこれは完売かな?というところです。
影の人気は【N,オーダーメイドのキャンバス作品制作】です。WHOLE9の制作の都合上、キャンバス作品は高価になりがちなので、たしかに普段展示で作品を見てくださってる方にとってはお得感があったのかもしれません。
【O以降のライブペイント/壁画制作】はこの時勢なのでなかなか難しいですが、実施時期は相談可能です。なので例えば「来年イベントがやりたい/配信でライブペイント出来ないか/通常に戻った時のために今のうちに」など、お気軽にご相談ください。



◆最後に

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人と話すたび、ほんと2020はすごい年だなって思います。コロナ以外にもたくさんのネガティブなニュースで、明るい面が見えづらくなっているように感じます。
この企画を始めて以来、僕自身ようやく充実感を感じるようになりました。もしこの企画CYCに夢を見てくださる方がいらっしゃれば、是非応援をお願いします。最後まで楽しんでやり遂げるし、一緒に達成を喜んでいただきたいです。

今回は以上です!
次回は予告通り過去のミューラルプロジェクトのプロセスを1週間後にご紹介いたします。お楽しみに!


#campfirejp #crowdfunding #クラウドファンディング #CYC #ColorYourCommunity


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