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距離についてと昨日はすみませんでした。について
実は昨日は「マチネの終わりに」の交流会だったんですよね。
僕は一昨日に別件の仕事で東京に出てきてまして(上の写真はその様子です)、その翌日にあたる昨日その会が予定されていました。企画の方が作家さんたちを集めて都内での夕食をコーディネートしてくださったんです。
僕らは拠点は大阪なんですが、その別件の仕事に併せて伺えるなという都合がもあり幾分軽い気持ちで参加させてもらうつもりだったんですよ。食事終わりだと夜行バスかな、とその予約も済ませていました。
―書いてて言い訳じみてきましたが、多分そのとおりです…。
すると折しも前夜から大雨。台風が来てましたもんね。夜行バスは欠航することになり、代替のバスも提案されましたが時間が合わず、あえなく交流会を急遽キャンセルして新幹線で深夜に帰阪することになってしまいました。
本当に関係者の方にはご迷惑をおかけしました。。。
さて、それでね。-話を変える-
昔はよく言われたことだと思うんですが、「やっぱり東京だ」って考え方ってあると思うんですよ。経済、文化の中心地はやっぱり依然東京が中心だし、実際僕らも拠点は大阪だけど仕事の多くは東京でやってるって実態もあります。
でも時代は少しずつ変わってきていて、これだけ交通インフラが整備されて情報のスピードが高速化し、個々人での発信力も増した結果、かえって地方での活動が可能になった人も多いと思うんです。
グローカル化って言葉のとおりですが、ローカルな地域での活動をグローバルにアプローチすることには強い力があると思います。
そんな中で、僕が出来たら取りたいな思うスタンスは「大体どこにでもいる」って感じです。ユビキタスですね。拠点なんて別に東京でも地方でもどこでも良くって、必要な時に必要な場所にさえ居られたらそれでいいです。行く場所によって自分の絵の技術が変わるなんてことはありませんから。
それにやっぱり人と人だから、直接会うって「経験値」に勝るものはないとこれまでの経験でそう思います。諸先輩がたの軽いフットワークに身を持って教わってきました。
実はWHOLE9、僕の相方はペイントで今アメリカに行ってますし、僕も再来週には中国でペイントしてきます。縁があって仕事につながって、求められては何処にでも行けるという事がとても幸せです。
小説の中でも東京、パリ、バグダッドと距離にしてみればそれこそ数千キロ離れていても、出会った二人は--出会わなかったという非現実は存在せず--出会ってしまったという運命に引力が働いてましたもんね。
なにかの本で読みましたが”恋は突如かかる病のようなもの”っていうのはもう以前のようには振舞えないという意味でもその通りでしょうね。
つまり何が言いたかったかというと、人と会うために軽いフットワークを持つべきだと言いながら先日の交流会に参加できずに、本当にすみませんでした。