推しの子165話 やっと読んだ
やっと、というか。ドハマリしていた鋼の錬金術師を読んだのがエンディング後三年経ってしまってからだった私としてはすごく早い方なのだけれども
…感想というか、気掛かりで仕方ないことを述べる。
最愛への喪失に対して素直で居られない姿勢をはっきりと示すようなヒロイン有馬かなの姿と、
二人いる子供のうち一人を喪って自分の悲しみに言葉を失っていた母みやこさんとの間に起こった筋違いの憤りとの対象的に映る素直な大人たちの中に隠れていた
姫川。
彼はアクアの兄である。
彼はなんでもない顔をしていたらなんでもないで居られるタイプだったのでは?
これから起こる世間に根強くあって更に苛烈さを増すであろうルッキズムヘイトへの渦中に遭い彼は自分の血の中にある苦しみから逃れる術を持っているのだろうか。それを信じておいて良いのだろうか。きっと残り一話の中に彼のその後が描写の中に収められることはない気がしているのだけれど私は昔から自分が年下の兄弟キャラで生きてきたためにどうしても年上の兄弟キャラの安否が気にかかる。やめてやれ。ほんと喚きたいよ。なんでそっと出来た弟を黄泉の国から盗みとるようなマネばっかすんだ。
私だって出来た妹だったわけじゃない。弟ってことって、凄まじいんだぞ。それをアクアの場合ズリーよ。よく出来すぎたイケメンで気弱の付和雷同弟だろ?どう考えても無くせない存在感あるだろ?彼の家族の団らんは全てこれからだった。これからだったのに。
私は兄のために何度も男になりたがったタイプのバカ女だったけど、もうほんとにこんなのってないよ。寂しい。姫川についてなにか考えたい。
あと有馬かな。君、よくやるなあれ、凄いなぁ。私はあそこまでできない。でもあの光景はちゃんと泣けた。せめて花を否定するな。彼にとって、君はちゃんとした花だったのだから。
----追記
有馬かなの描写について、
『嫌でなかったら即刻下げる』という記事をそういえば書いていたのを見返して気づきました(遅)読む前の許されざる行為(:考察のこと)をしたあの支離滅裂な記事についてですが…(ネタバレツイートをみたことによる衝動でした)
『なんとなくもうちょっとあったのでは』と言ったつもりだったために(ー言い訳)あの記事を下げていませんでした。でも今この文章読んでいて(ーあれ、私満足してるな、…そうですか…)と思い至りましたので…、消してきます。