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メンヘラですけど何か?でいいじゃない。

梅雨が明けたからなのか、それとも睡眠薬の効きが悪いのかはわからないけど、最近朝方まで寝ることができない。もっぱらYouTubeとお友達だ。

深夜ってちょっと特殊な空気が流れている。自分ひとりだけしかこの世にはいなんじゃないかと思うくらいシーンとした部屋。何かを思い出すのにはうってつけな環境だ。

そういう時は決まって過去の恋愛を思い出す。歴代の彼女の顔が自然と浮かんでくる。あんなことやこんなことして笑って泣いて怒って拗ねて。深夜の魔力にどんどん引き込まれていく。

今思えば、ぼくが付き合ってきた女性はみんなメンヘラだった。
会ってくれないなら自殺するとメールを送ってくる子や、あなたの子供が欲しい!と言って半ばレイプのように襲ってくる子や、新宿アルタ前で突然号泣されたり。世間的に言うメンヘラの定義がイマイチわからないけど、多分みんなメンヘラだったと思う。

どうやらそういう女性を惹きつけるらしい。ある意味特殊能力なのかもしれない。そんな彼女たちとお付き合いしていると、ぼくのメンタルがおからのようにパッサパサになって、どうにも飲み込めなくなって別れてしまうことが多かったように思う。

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かく言うぼくもメンタルは弱い。凹みやすいし考え込む。そこまで考えます?ってところまで行き着いて、突然「あ、これって考えてもダメなやつだ」って悟りの境地みたいなものを感じて無になる。考えていることが恋愛についてだったりすると、そこで関係が終わることがほとんどだった。

ただし、その逆のパターンもある。

ぼくが好きすぎて依存しすぎてしまって相手の負担になってしまいお別れする事になったパターンだ。

友人関係なんかそっちのけで連日彼女と会い、喧嘩しようものなら仕事に影響させちゃうくらいなダメ男っぷりを発揮してしまう。「恋は人を盲目にする」と言うけど、本当にその通りだと思う。盲目と言うよりも彼女しか見えない専用のスコープをのぞいているようなそんな感じなのかもしれない。

そうすると必然的に世界が狭くなる。彼女しか見えないから障害物があっても突進してしまって大怪我をする。気づいた頃には心も身体もボロボロになって見るも無残な落ち武者の様な顔をした男の出来上がりである。

さすがに今はもうそこまでならないと思うけど。今考えると辛かったなぁ。「もう恋愛は懲り懲りだ」と毎回思うんだけど、いつの間にか誰かをまた好きになっている。不思議だねぇ、恋愛って。


もしかしたら、歴代の彼女たちはメンヘラではなかったのかもしれない。ぼくの男としてのキャパがお猪口並みで、彼女たちの思いを受け止め切れていなかっただけかもしれないと思う事もある。

ぼく自身を監視していないとフラフラっと何処かへ行ってしまうような危うさを醸し出していたからこそ束縛されるし、自分の事を好いてくれているのかどうか常に確認したりしていたんじゃないか。

という事はぼくの責任でもあるのかもしれない。
すまん、ちっちゃい男で。

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メンヘラという言葉はマイナスイメージが付きまとう。でもメンタルなんて簡単にヘナヘナになるし、それをどうにか取り繕おうと必死で生きている。だからこそメンヘラな状態になるんじゃないかな。

メンヘラになる事が悪いんじゃない。
メンヘラな自分を受け入れられない自分がいるから尚更辛くなるんだと思う。

だから思い切って、開き直って「私はメンヘラです」と思ってしまえばいい。

弱さを受け入れた自分って、最強です。
強く見える人は自分の弱さを知っていて受け入れている人だとぼくは思っています。だから、そのメンヘラ気質を嫌うんじゃなくって、いっその事「メンヘラの極み」を発動しようじゃないか。

そう簡単にはいかないと思うのだけれど、そんな自分を受け入れてくれる場所や人は必ずいると思うんです。それを見つけたら、もう最強です。

鋼のメンタルなんて必要ないと思います。受け入れたもん勝ち。人生が楽になるし、楽しくなると思っています。

ぼくだって道半ば。この先何があるかわからないけど、パッサパサな「おからなメンタル」と共に生きていきたいと思う。




さまざまな人に出会うために旅をしようと思っています。 その活動をするために使わせていただきます。 出会った人とお話をして、noteで記事にしていきます。 どうぞよろしくお願いいたします!