キナリ杯後夜祭を1人で勝手に盛り上がって作者さんを褒めちぎろう 中編
どうも、ぷるぽと申します。
前回からお送りしておりますこちらの記事のつづきです。
完全なる二番煎じ感は否めないぞっ!というご意見もある今回の企画。
ですが、とにかく良い作品を褒めさせていただきたい!という思いで突き進んでおりますので、もうしばらくぼくの猪突猛進ぶりにお付き合いいただければと思います。
ぷるぽ的リスペクト作品をご紹介します#7〜#9
#7めんどくさい女が嫌いだ
作者:コニシナツコさん
もうタイトルがキャッチーすぎて鷲掴まったよ。読み進めていくとコニシさんが自分と対峙して対話してるし考察力が半端ない。めんどくさいが口癖のぼくですが、この作品のオチと同じ事を日々思ってます。そして狼少年なので好き!と伝えておきます。笑
「オチと同じ事を思っている」というのは”面倒くささを認めず、隠していたから”ということで、ぼく自身それを認めちゃってから色々なものごとが良い方向に進んでいる感覚があったからこそ「わっかるわ〜」となりました。
自分と対峙して見つめ直す作業がコミカルに描かれていながらも、真剣に向き合っている姿勢に超絶リスペクトです。登場する男友達の存在がコニシさんにとってのキッカケを生んだんだと思うけど、本物のめんどくさい人ってこんなこと微塵も考えませんから、きっと。
コニシさんの”めんどくさい”は”人間くさい”なのかもしれないなぁ〜と勝手に納得しています。超絶面白かったです!素晴らしい!
読ませていただき、ありがとうございました!
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#8 1円で1人暮らしを1週間だけ体験した話#キナリ杯
作者:さゆかさん
初の1人暮らしを巡り合いで体験したさゆかさん。1円って!(発案者の東さんも素敵だ)それをキッカケに高校時代の思い出が蘇る流れは「あったなぁ、あんな事」なんて読み手をも巻き込んでしまう素晴らしい表現力でした。1円、大切に使おうぜ、みんな!
TwitterなどのSNSが誕生したからこそ生まれる面白さや新たな繋がりを日々スゲーと感じている中で読ませていただいた作品。
さゆかさんの体験が1週間の体験の内に、非日常から日常に変わっていく様がリアルだわぁと思うし、めっちゃ面白い経験をされていて羨ましい!とも思えました。(むちゃくちゃオシャレな部屋だったから嫉妬だぜ笑)
せちがらい世の中で人付き合いの難しさを感じてしまう事(特にSNSからリアル世界に移行した途端に問題が大きくなるってパターン)が多くなっているけど、こういう作品を読ませていただくと、やっぱりコミュニケーションって大切だし、様々な経験がその人を成長させるよなぁとオジサンは勝手にしみじみとさせていただきました。素晴らしい表現力と文章力に拍手です!
読ませていただき、ありがとうございました!
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#9 母の二度目の結構相手は、一度目に結婚した父でした
作者:橋さん
”なんとなく、なんとなく今日が最後な気がした”この経験をした人でしかわからない感覚。サラッと文章にされているけど、経験者なぼくは涙腺崩壊中です。家族の形は様々だ。橋さんの文章力で家族の一員になった気持ちになりました。素敵な作品でした。ありがとうを言いたい!
正直に言います。タイトルを読んだ瞬間?????となってしまい、三度見くらいしていました。ぼくの脳みその理解力が低スペすぎるのが原因なのですが、それくらい人を惹きつけるキャッチーなタイトルです。
珍しい家族のカタチではあるかもしれないけれど、ぼくのリアルな身近のお知り合いにも同じ方と再婚されている夫婦がいらっしゃいます。詳しい事情は知らないし今後聞く事もないと思うけれど、本当様々な事情がみんなあるわけですよね。それを文章という形でシェアしてくれた橋さんに感謝するとともに超絶リスペクトです!
読ませていただき、ありがとうございました!
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ぷるぽ的リスペクト作品をご紹介します#10〜#12
#10 ありがとう、ウォータースライダー。
作者:村上牛さん
受賞作の中でもとりわけ読みたかった作品。”知り合いが周りにいないとネクラはイキイキする”わかる、その気持ち。笑
この経験を成功体験と捉えられたのは素晴らしいの一言です。そりゃ一発逆転賞取るわ!良作です!
村上牛さんの文章力でグイグイと引っ張られるように「村上ワールド」にどっぷりハマりました。夏の日の情景が思い浮かべられて、アスファルトの照り返しや夏の匂い、子供の頃の感情がフーッと蘇りました。
子どもの頃ウォータースライダーで同じ状況になった時にライダーキックよろしく前の人にかましてしまっていたなぁと思い出しました。その時は大人の方でしたが、この場を借りて謝ります、ごめんなさい。でもね、あれは止められないよ、やっぱり。笑
成功体験を自分の中に蓄積していって自分自身の自信にしていく。とっても大切な事だけれど、実は結構難しいなぁと個人的には感じていて。だからこそ村上牛さんの作品を読ませていただいて、羨ましい気持ちが生まれたと同時に、今後もし自分に子供ができた時には様々な事へチャレンジして欲しいなぁと感じました。めっちゃ好きな作品です!
読ませていただき、ありがとうございました!
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#11 どうにかこうにか彼氏にジブリ作品を観て欲しいという話
作者:和三盆さん
ジブリ好きな彼女のバイアスぶち上げを彼氏に連打するイチャコラ作品だと思ったのだが(愛のキャッチボールと思うよ)ハウルについての答えで鼻水が飛び散るくらい笑った。トトロで育ったぼくだから彼女の気持ちは分かるよ。オチが秀逸!
スマホで作品を読ませていただいていたんですけど、マスクをつけて過ごす事が多くなった途端に鼻炎っぽくなりまして、笑った瞬間スマホの画面にヌメッとな鼻水が飛び散りました!汚いお話、失礼しました。
〇〇好きを相手にもわかって欲しい!という思いは誰にでもあることだと思っていて、特にカップル感ではよくある事かなと思っています。
実際に、元カノからオススメされて聴くようになったジャンルの音楽もあれば、ぼくがオススメした映画(バック・トゥー・ザ・フューチャーやインディージョーンズシリーズ)にハマってくれたという経験の持ち主です。
趣味趣向が本人を形成しているといっても過言ではないと思うし、相手をリスペクトした上で共有したい!と思う気持ちはとっても健全な物かとも思います。度が過ぎちゃうと理解不能だぜ!になっちゃいますけど。
となりのトトロをビデオが擦切れるまで弟と観ていた頃が懐かしいです。
とうもろこしに落書きまでして再現していましたもん。近々個人的に映画デーを設けて「ジブリ作品とスピルバーグ作品の日」にしたいと思います。
(余談ですが、和三盆さんのマイページのヘッダー画像の場所が個人的にむっちゃくちゃ思い出深いんです。
開いてびっくり玉手箱でした。有名な場所なのでそう思う人は多いんでしょうけど。笑)
読ませていただき、ありがとうございました!
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#12 野球を好きでい続けたから、仕事になった。
作者:Satoshi KATSUTAさん
好きこそものの上手なれを体現されているKATSUTAさん。単純に凄い!ぼくにはない”ずっと好きでい続ける事”を表現されててちょっと眩しくも思える作品。ヘッダー画像のグラウンドが元巨人軍の練習場だったから涙がちょちょぎれたのは内緒。小池商店に行きたくなった。
野球ファンからいろいろなキッカケを経て「野球ライター」に転職されたKATSUTAさん。ご謙遜されていますが、やっぱり誰でもなれるわけじゃなく、肩書きはどんな職業でも簡単に付けれるけれど、やっぱりその人の表現方法だったり人となりで肩書きの後ろっ側を相手は判断するのだと思います。だから、KATSUTAさんはスゲー!と思います。超絶リスペクトです。
意味深なツイートをして下手くそな「匂わせ」をしたわけですが。この画像は東京都と神奈川県の間にある多摩川だと思います。というか間違いないです。更には作品中に使われている写真は今でこそ積極的に読売ジャイアンツの選手が来るかどうか存じ上げませんが、彼らの練習場であった場所です。
あまり言及すると、ぼくの素性がバレてしまうので抑え気味に語ります。笑
イチロー選手や松井秀喜選手に憧れて野球を始めた少年時代に、このグラウンドで試合をさせてもらっていました。そんなある日、ミスターこと読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんが朝のウォーキングコースとして使ってらっしゃった場所でもあるのです。
東京ドームで試合がある時の朝は、来るんじゃないか!?とドキドキしたものです。長嶋さんはいっつも笑顔。僕ら子供達の挨拶にも笑顔で返してくれるし、「最近調子はどうですか〜?」なんて言ってくれるものだから嬉しさ倍増でした。
KATSUTAさんのアイコンがスワーローズのユニフォーム姿だったのでもう少しだけ。#1のチキン南蛮弁当への偏愛っぷり作品を読んで思い出した人物とリンクしちゃいました。
彼はアメリカ出身で生粋のスワローズファン兼チキン南蛮偏愛っぷり協会の会員なのです。おそらくスワローズファンの間では有名人です。面白い奴です。神宮球場でお見かけの際は、やさしく声をかけてみてください。日本語ペラペラだから安心してください!(英語の方が何言ってるかわからないことが多いです)
長々と自分語りしてしまってすみません・・・あまりにも思い入れがある場所とKATSUTAさんの作品に共感してしまい、想いが溢れてしまいました。
本当に素晴らしい作品でした!脱帽です!
読ませていただき、ありがとうございました!
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ぷるぽ的リスペクト作品をご紹介します#13〜#15
#13 旦那のファンを100人増やすための4,000文字
作者:宿木雪樹さん
”きれいごとだけじゃなく、全部言った”この文章が登場するまで全部マルっとお2人で歩んできた道のりが簡潔にコミカルに表現されててスンゲー!
宿木さんの想いが詰まった作品の読後感は・・・5000兆人旦那さんのファンになってくれればいいのに!です。
(一部ツイート内容から修正しました)
プロゲーマーになる夢に向かって進む未来の億男の1人目のファンであり、億男の今までとこれからをずっと傍で見守っている宿木さんの想いがギッシリ詰まった作品です。文章から溢れ出すいろんな想いが読み手に伝わってくるし、もう最高としか言いようがありません!
ピッコロ大魔王が地球に到来してから幾年。様々な激闘を繰り広げてたくさんの経験をし人間丸くなりました、多分。(あ、ナメック星人か)
旦那様もいい感じにトゲが丸みを帯びてきて、ちょこんと先っちょをぶつける事で仲間たちに良い刺激を与える人になっているんじゃないかなぁ〜とオジサンは勝手に想像しました。本当に勝手です、すみません。
プロゲーマーの世界に詳しくはないですが、ざっと調べたら海外の大会で優勝すると億男も夢じゃないんですね!日本での規模がもっと拡大する事を願いつつ、調べるキッカケをいただけたことに感謝です!
読ませていただき、ありがとうございました!
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#14 器用貧乏より、熱狂的なオタクを育てたい。#キナリ杯
作者:ありのす/瞬殺飯と日々のことさん
当時4歳の息子さん、ゆずファン継続中かなぁ?ありのすさんの息子さんへの愛情がたっぷりの作品。きっとありのすさんなら息子さんの興味が変わっても寄り添ってくれるお母さんでいられるんじゃないかな、とほっこり。と言っている私は器用貧乏!悪くないよ、器用貧乏!笑
ぼくも「ゆず」は大好きです。学生時代にギターを片手に路上ライブをしていた時には必ず彼らの楽曲を歌っていたし、リクエストされる事も多かったです。だから物凄く感情移入して読んでしまいました。これもありのすさんの文章力だと思います。本当、スゲーっす。語彙力よ。
若かりし頃、アルバイト先にゆずのお二人が来てくれていました。本当に良い方たちで、ぼくみたいな下っ端アルバイトの事を覚えてくれて、とっても嬉しかった記憶が蘇ってきました。
ひとの親になったこともないぼくが生意気にもウルウルしながらツイートしていて、とにかく感動したよ!を感情的につぶやいていました。
親になるって尊いし、子どもが生まれた瞬間に親1年生が爆誕するわけですものね。やっとそれがわかってきたし、ありのすさんの作品と出会って改めて親という存在をいろいろな角度から捉える事ができました。素晴らしい作品でした!
読ませていただき、ありがとうございました!
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#15 インドで217万円のカレーを食べた話
作者:たによしさん
カレー好きなたによしさんのインド珍道中。ぼくは全くインドに行きたいと思った事がなくて。カレーも香辛料アレルギーだから甘口しか食べれない。たによしさんの217万円のカレーの味は人生のスパイスとしてずっと残るだろうし、事件の捉え方が素晴らしい。昼は奮発してCoCo壱にします。
本当にCoCo壱に行きました。お会計1300円ほど。いつもよりも豪華なランチとなりました。たによしさんの偏愛っぷりの影響をもろに受けてテクテクとお店に向かいました。
向かっている途中はもちろん見慣れた風景が広がっているわけだけど、ガンジス川のことやバラナシのこと、いろんな事を考えながら歩いていたら、行った事がないはずのインドの風景がリアルに想像できて、なんだか得した気分になりました。たによしさんのおかげです、マジで。ありがとうございます!
ぼくの周りにはインド旅行へ行った方がたくさんいます。
いわゆる「自分探しの旅」です。なかにはパスポートをあえて捨てて生活していた猛者なんかもいます。話を聞けば誰もが珍道中を経験しているし、それこそが旅だよなぁとも思うわけです。気軽に旅行を楽しめる世の中に戻って欲しいなぁと思います。素晴らしい作品でした!
読ませていただき、ありがとうございました!
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<あとがき 中編>
一つ目のnoteを書いた時、こんなに長くなると思っていなかったし、書いてみて読んでみて初めて気づくことがありました。
みなさんの才能っぷりと、モノの捉え方が十人十色だってこと。
いやいや、あたりまえでしょ?と思われる方もいらっしゃると思います。
価値観はそれぞれあるってことは理解していたつもりでいたけれど、まるっきり同じ経験をしたとしても、見ているモノやフォーカスする事柄がきっと違うんだろうなという事を改めて感じる事ができました。
そもそも岸田さんが始めた企画に乗っかって、面白い作品を読ませてもらってワーキャー言いたい!そんな思いで衝動的に始めたものです。
楽しいな!と思う反面、マジでこのまま紹介し続けてええの俺という感情もちょっと生まれたわけです。
ぼくだけが楽しいキナリ杯後夜祭じゃダメ、ゼッタイ!の気持ちは忘れずに、後編まで突っ走ります。
勝手に1人で盛り上がっている事をお許ししただけているであろう皆さまに感謝するとともに、岸田奈美さん始め応募された方々に超絶リスペクトをお送りして中編をおわりにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
後編へつづく!(予定です。いや、やります、やらせてください)