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「北の国から」黒板五郎さんが亡くなってしまった。大人になって草太兄ちゃんと会った話。

田中邦衛さんが亡くなった。
黒板五郎さんが亡くなったのだ。
黒板五郎ロスである。

北の国から。国民的ドラマである。
観たこと無い人に簡単に説明すると。
北海道産まれの主人公黒板五郎。
優しい男だが無口で不器用。
都会での生活に馴染めずにいた。
夫婦生活も崩壊し息子と娘と帰郷。
北海道は富良野の山奥の山小屋。
そこは電気もガスも水道も無かった。

我が家もリアルタイムで観ていた。
自分の父母は北海道産まれである。
そして自分は息子の純と同い年だ。
他にも類似点がいくつかあった。
オフクロが美容師である事。
両親が離婚している事。
それでも一緒には住んでいた。
色々複雑なので詳しい事は割愛。
ただ親父の借金で糞貧乏であった。

自分は何処かで純に感情移入し、
まだ俺の方がマシだなんて考えた。
共感であったり同情であったり。
自分より下な者に安心したりもした。
まぁ山奥でも何でも無いのに借金で
電気やガス止められてたけどね!w

ドラマは定期的に特番が組まれ、
キャストの成長を定期的に描いた。
彼らが本当に実在する様な錯覚。
そんな醍醐味のあるドラマだった。

それから数10年してからだ。
小学生の頃から知ってる人に会った。
草太兄ちゃんこと岩城滉一であった。

ある映画の撮影に参加した時だった。
設定は同じ反社会的組織のメンバー。
「あ、草太兄ちゃんだ!」
心の中で叫んでしまった。
それが上にある写真である。
それから何回か御一緒してるが。
毎回反社会的組織のメンバーだなぁw

岩城さんが面白い話を皆としていた。
ある亡くなった役者さんの話だ。
色々な思い出を語り合っていた。
彼らの心の中で彼は生きているのだ。
それはTVを観ていた俺達も一緒だ。
その話を一緒にしていた中にいたのが
大杉漣さんであった。
突然の訃報に愕然としたのを思い出す。

沢山の感動を人々の心に残した人達。
彼等は自分達の胸で生き続ける。

役者さんも歌手もプロレスラーも。

半世紀生きてしまった俺にもそんなに遠くない未来にこの世を去る時が来るだろう。

そんな時に自分が大事に思う人達。
悲しんでくれなくても良いから。
時々思い出して笑って欲しいなぁ。


















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