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小学生だった僕が初めてプロレスに行った話。

自分がプロレスが大嫌いだった事は
前回お話ししました。

タイガーマスクの出現により世間に
プロレスブームが巻き起こりました。
金八先生を観ていた俺も皆の話を
聞いてるうちにいつの間にかTVで
毎週欠かさずプロレスを観る様に
なっていました。
年末に新日本プロレスを観ていると
次期シリーズの予告で来週に近場の
横浜文化体育館に新日本プロレスが来る
と告知されました。
オフクロが親父に俺を連れて一緒に行って
くればと提案した事で俺の初プロレス
観戦が決定したのです。
その頃は親父の立ち上げた会社が
倒産寸前で家庭の経済状態は最悪の
時期だったと思います。
そんな時でも連れて行ってくれたの
ですが恐らくそんな時だからこそ
連れていってくれたんだと思います。

この頃日本にプロレス団体(男子)は
アントニオ猪木率いる新日本プロレス
ジャイアント馬場率いる全日本プロレスの
2団体しか有りませんでした。
自分は両方欠かさず観ていました。

年末は両団体ともタッグリーグを行い
お互いに興行戦争を行ってました。仕事を早めに終わらせた親父の車で
横浜文化体育館へ向かいました。
親父はチケットを持っていませんでした。
ダフ屋からチケットを購入したのです。
当時それが違法とは知りませんでした。
人気のあるチケットは高額で取引され
余ったチケットは定価以下で売られます。
いくらで買ったかは知りません。

試合はもう始まっていました。
会場に入って初めて感じる空気感。
底無し沼にはまって行く瞬間でした。

次回はいよいよ初プロレス観戦につい
て記憶をふり絞って書いていきます。

つづく

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