映画「プリテンダーズ」の中に昔の愚かな自分とSNS時代の現代を観た。
お手伝いさせて頂いた映画
「プリテンダーズ」
を観に渋谷へ行ってきました。
自分が参加した映画は思い入れが強すぎ
公平に批評なんて出来無いのです。
守秘義務の関係で言いたい事も言えませんが深く心に残ったのでお話します。
主演はドラマ「鈴木先生」で注目され
最近ではドラマ「親バカ白書」
朝ドラ出演も決まった注目の女優さん
主人公花梨役 小野花梨さん
そして新人ながら立て続けにドラマ、
映画、CM、MV、で注目されている
風子役 見上愛さん
簡単なあらすじは少しだけ
主人公は母親を早く亡くし父親と年の
離れた妹と生活していた。
容姿にはコンプレックスを抱いている。
容姿端麗な風子は海外赴任の両親から
の仕送りで一人暮らしをしている。
引きこもりの超絶捻くれJKの主人公と
要領良く生きてきた風子のお互いの
無い物を持った凸凹コンビは風子の
マンションで共同生活を始める。
SNSを通じリアルドッキリ映像
がバズった事で次々と動画を投稿し
自分達が世界を変えられるんじゃ?と
エスカレートして行くと言うお話。
映画のパンフレットを読むと
この映画は幼稚園で始まり
幼稚園で終わる映画である
と書かれていた。
幼稚園から始まる日本の教育の特徴。
人と同じ様に前へ習う精神の徹底。
主人公花梨はこれが全く出来なかった。
いや教師の命令に反抗しやらなかった。
自分は何も得などしないのにである。
大人から観るとイライラする問題行為
それを観て自分の過去を思い出した。
自分が通っていたのは保育園だった。
今では共働きも当たり前だし幼稚園と
保育園の役割も差は無くなってきたが
昭和の総中流家庭時代の頃は違った。
保育園はどちらかと言うと貧困層や
シングルマザー、又はバリバリ働く
お母さんの家庭である事が多かった。
それがわかったのが小学校に入学して
クラスを見回してからだった。
幼稚園組は一戸建て家庭が多かったし
保育園組は団地やアパートが多かった。
ここで俺達は皆さんは平等ですよ。
笑顔でそういう教育をされ続けた。
ベビーラッシュ後の自分の学校は
クラスが2桁1クラス45人前後いた。
あの時代の先生って凄かったなぁ。
理想の教育を行いたくても限界がある。
そんな中で金持ちのお坊っちゃんと
貧乏人から反社のお子様迄を一緒に
一人で1年間教育して行く訳である。
連絡網は俺だけボロアパートの大家の
名前が書かれていた
風呂が無い家は俺以外にも何人もいた
夜8時には寝ている優等生達の中に
11PMやウィークエンダーのテーマを
子守唄にに眠るガキが放り込まれる。
調和など取れるはずも無かった。
前にも少し書いたが小学1年の頃に
誰よりも挙手し答えを正解しまくる
俺に対し先生は梯子を外してきた。
自分はあの日から積極性を封印した。
そして中学では体育教官を中心とした
体罰による支配が待っていた。
当時竹刀や木刀を普通に持ち歩き
生徒を殴る専用の根性棒なる棒が
我が校には存在し生徒は殴られていた。
今考えると身長180を越える様な生徒
では無く反抗しそうに無い生徒を選び
体罰を与えてい事を思い出す。
全ての先生がそうだと言う訳では無いが
与えられた状況で統率を取る為に今では
考えられない日常があった。
そして高校入学した頃に俺は捻くれた
モンスターに成長していた。
万引きする訳でも喫煙する訳でも無く
ただただ隙間を突き教師に迷惑を掛けた
夏にタンクトップで通学すると担任から
Yシャツを着て来る様に促された。
俺はハサミで肩を切り刻んだ。
杉ちゃん状態のタンクトップを作った。
同じサイズの教科書の表紙を切り取り
交換して貼り合わせ、違う教科の教科書
を開くな!と切れる先生に中身を見せて
上げ足を取ったりしていた。
文化祭のお化け屋敷では担任の墓を作り
後夜祭ではプロレスのリングアナをやり
認定書を読もうとする校長のオデコを
完全サプライズでマイクで小突いた。
読み終わった直後にマイクコードで後ろ
から首を絞め体育教官を慌てさせた。
そんな事ばかりやっていた自分だが
あの頃は楽しかったなぁ。とはあまり
思ってはいなかったのだ。
面白い事が無いから面白い事を自分で
探し回っていたんだと思う。
自分は中学高校を1度も休んだ事が無い
電気やガスが止まり借金取りが来る家
よりも学校にいたかったのである。
そしてその暇つぶしの為に反抗出来ない教師を利用していたのだと思う。
高1の担任が職場結婚していたのを
知っていた俺は担任に対し
「人に物を教えようなんて思ってる奴
はろくなモンじゃねぇ。」と詰った。
一言で相手の人間性、職業、最愛の人
を同時に全否定したのである。
今考えると本当に失礼な発言だと思う。
教師への反抗なんて甘えでしかない。
話が映画からかなり脱線してしまったが
もう一つ主人公との共通点を見つけた。
自分には14 歳の離れた弟がいる。
主人公にも歳の離れた妹がいる。
俺達の共通点は自分を慕ってくれる
守るべき家族が人の道を踏み外す事に
ブレーキをかけてくれたんじゃないか?
何も無いと思ってた自分の近くにある
大切な物の存在を感じていたからこそ
ルールの中で小さな自分革命を起こし
たかったのかも知れない。
長いだけの稚拙な文になってしまった。
この映画の何処に自分がいるかは残念
ながら守秘義務の関係で言えません。
そういえば昨日はハロウィンでしたね。公式HPのメイキングに気になるシーン
があったのでスクショして貼ります
ハッピーハロウィン!!
おしまい
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