平成XX年研修72日目(晴れ)
この日誌に関して。私は書くときにはあまり人が見るということを意識せずに思ったことをただ書かせていただいてますが、内容に反応していただいている気がすると嬉しいものです。もともとやられていたことなのかもしれませんが、以前私が書いた内容に対しての対応と解釈させていただくことにします。
体育のときに少年を休ませることについては、根性論と結び付けてしまうことはありそうだと思いました。私の施設では先輩に「必ず体調は聞くように。」と教えていただきました。
医療刑務所についての話を2限に聞きましたが、成人では精神的なことに関してはほとんどないことに疑問を抱きました。この辺は今後変わっていくと思います。きっと、1部の世界(※刑務官の世界を1部ら法務教官の世界を2部と通称します。)はすごい変化が今後10年くらいであるのではないかと思います。予算の問題などがあり、あまり変わらないかもしれませんが。何かを変えるということにはすごいパワーを必要とするのでその辺もネックかもしれません。
変えるということでは自分の性格というものをきちんと受け入れ変えるということには勇気もいるし、本当に大変です。3、4限で個処計に関して学びましたが、少年の性格的課題の例で出ているところなど自分自身に当てはめてもそのまま使えそうな物もありました。社会的に反したレベルまでいってはいないのでいいのですが、直すとしたら相当いろいろ考えないといけません。それを伝えていく仕事なので法務教官は大変だと思います。
※個人別処遇計画→今は個人別矯正教育計画
少年個々に作成する教育目標。一人一人に合わせて作るもの。
※刑事施設は、この後に厚生労働省さん管轄でですが地域生活定着支援センターさんができたり、ほんと変わりました。そもそも当時は行刑施設と言っていましたし。ハローワークさんの専用求人などができるなど変わったことは多々ありますが、体質的なものがどれだけ変わったのか‥。