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正しく恐れる(心構え編)

ごきげんよう。
未来が知れたらいいこともあるかも、と思っている、しろひつじです。

いつか来る、いつか来ると言われ続けてまだ来ていない
南海トラフの大地震。
わたしの住む地域にも、被害があることが想定されています。

「起こると分かっているのに、何故逃げて海外に移住しないのか」と外国に住む人は、驚いたように言いました。

言われてみれば、その通りです。
そう考えるのも、理解できます。
困難になることがわかっているのに、何故ここに居続けるのか。
いや、わかっていないのか。

なんとか自分だけは被害を免れるのではという期待を持って、現実を見ないフリをして暮らしているのかも。

今日だけは無事に済めばいい。
今日だけは
今日だけは・・・と。

でもたぶん
「いつか」はやって来るのでしょう。
誰かの上にロンドン橋は落ちるのです。

準備として心構えと何が必要か。
想定できることに限界はありますが、考えうる最悪のパターンから考え始めてみましょう。
怖がらせるために書くのではありません。
知ることで怖くなくなって欲しい、と思って書きます。

建物などに潰されたり、津波にさらわれてしまう

これは、その時どこにいるかに関わります。
少しでも被害から逃れるために、ホテルや初めての建物に入ったら非常経路を確認するとか、海や川の近くなら、どちらが高台なのかを確認して、逃げ道を気にしておくのがいいかもしれません。
もし大きく揺れたり、警報が鳴ったら、他人の行動などに惑わされずに、恥など捨てて率先して逃げることです。
建物の中にとどまるのか外に出るのかは「建物の古さ」、
地下にいるのか地上に出るのかは、「津波や火災の危険度」などによって判断が変わります。
より安全と思う場所へ移動することが大事です。
臆病者など、強がる無知な人達に言わせておけば良いのです。自分の身は自分でしか守れないことを知っておきましょう。あなたが逃げるのを目にすることで、他の人も逃げる考えに変わって助かるかもしれません。
決して、逃げられたのに逃げ遅れることだけは、無いようにしてください。

大怪我を負う

準備できることは何でしょう?
健康保険証を持ち歩くことくらいしか思いつかないです。
止血など、様々なことに使える手ぬぐいを一本持ち歩くのもいいかもしれません。
大量出血を緊急に止血するには、傷口から心臓に近い動脈の止血点を押さえたり、何かをあてて縛ったりして、傷口にいく血を止める方法があります。止血点は、こめかみの他は、主に曲がるところ(手首・ひじの内側・脇・足の付け根・膝裏)が目安です。
とっさに頭を守る行動をとるのもいいですね。本でもカバンでも、そこにある何でもいいので少しでも頭をかばうと、致命傷を免れるかもしれません。頭から少し離して構えるのがいいそうです。先ほど書いた止血点の辺りも守れたら、もっといいです。
倒れてきそうなブロック塀のそばから離れるとか、
降ってくる看板に気をつけるとか、
突っ込んでくる車に気を配るとか。
大怪我にならないように願っています。

家が住めなくなる

慣れ親しんだ我が家に帰れなくなることは、心の負担が大きすぎることですが、避難する場所を事前に想定しておくことは必要です。
近所の避難所になるのは、どこでしょう?
まず設置されるのは町内の集会所か、小学校か、中学校かが多いです。
足りなくなったら幼稚園も使うようになるかも。自治体によって、また、その時々の判断で変わってくるかもしれませんね。
会社や学校へ行っている家族とどこで落ち合うのか、相談しておいた方がいいです。人口の多い地域なら、避難所などを第3候補くらいまで決めていたら、どこかで集合できるかもしれません。
遠路なら会社や学校にしばらくとどまる方が良いこともあります。
災害用伝言ダイアル(171)で一つの電話番号に状況を集約することにしておけば、誰がどこでどうしているのか共有出来て、少し安心することができます。
遠方の親戚宅に頼ることはできるでしょうか。そこまでどうやって行きますか?電車や車が利用できないこともあります。停電している間に家を離れる時は、通電火災を防ぐために家のブレーカーは落として出ましょう。
避難所にはペットも一緒に行けるのか?赤ちゃんは?高齢者は?補助が必要な人は?車で移動できるのか?いろんな場合があるでしょう。本当に被災した気持ちになって考えないと、思わなかったことになりかねません。なんというか、前もって「うまくいかない覚悟」をしておくほうがいいと思います。
地震の場合、建物が崩れたり、
室外機などが落ちてきたり、
塀や自販機が倒れたり、
ガラス片が降ってきたり、
ガス漏れがあったり、
電線が垂れ下がっていたり、
水道管から水が噴き上がっていたり
火事が起きたり、
事故が起こっていたり、
渋滞していたりして、まともに道が通れなくなっていることがあります。事前に様々なパターンを知っておくと、パニックになりにくいのではないかな、と思います。
起こることは、様々です。
必要なことも、人によって違います。
赤ちゃん連れの方、
妊婦さん、
幼児のいる家庭、
独身者、
高齢者、
持病のある方、
他にもきっといろいろな事情のある方がいるはず。ご自身のこうなったら困ることを想定して、対処方法を考えてみてください。

常に怖がり続けることは必要ありません。そんなの、負担が大きすぎて辛過ぎます。ですが、何かあった時に即非常モードに切り替えて、アンテナが立てられるようになれたら、いいですね。

何も準備していないと、ただただ闇雲に不安になるものです。

できることを僅かずつでも準備していくと、やった分だけ少しずつ気持ちが落ち着いていくのです。
わたしはそうでした。

次回は、わたしが準備していったものを書いてみようと思います。

今日はここまで。
読んでくださってありがとうございました。
皆さまが、安全に暮らせますように!

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