創るよろこび
絵を描くのが子どもの頃から好きだった。
手芸をするのも同様。
ただし、どちらも自己流。
思い付くままの方法で自分の好きな作品を好きなように作る。
自己流は、勝手気ままな素人技ではあるけれど、
セオリーに縛られず、オリジナリティがあるとも言える。
知らないことの怖さを知らないというか、
自由な発想が好きなだけ出せるというか。
もちろん、基本を知らないことでマイナスになることもあるだろう。
そこはきっちり学ぶべきだ。
自分一人で見て自己満足に浸るだけならそれでもいいが、
表に出すなら、いい加減な作品にはしたくない。
恥ずかしいと思うし、手に取ってくれた人に対して失礼だと思う。
ただ、わたしは作るのが好きだ。大好きだ。
出来上がった時の満足感というか、到達感というか、幸福感というか。
シンプルにうれしい。
作っている途中も無心になって楽しい。
集中して、他のことを考えずに取り組むのは精神的にもいいと聞いた。
だから好きと感じるのかもしれない。
ずーっと制作活動を続けていられれば楽しいだろうな。
寝食を忘れたような。
連続した長時間をそれに充てることは難しい。
生きるために、他にしないといけないことがあるから。
現在、没頭できる環境にはない。
それは致し方ない。
できないことはできないこととして置いておく。
創るよろこびを糧にして、
明るい未来をたぐりよせるために、
今、できることを考えよう。