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2024.9.11 あれから23年の今、想うこと

アメリカで同時多発テロが発生したのは、今から23年前の2001年9月11日のこと。毎年9.11は、あの日のことを思い出します。

当時私はアメリカ大学留学中で、テロが起きた朝8時台(アメリカ東部時間)は朝一でマスメディアの授業を受けていました。朝はバタバタしていてテレビを見る時間もなく、起床→朝食→クラスにダッシュのスケジュールだったため、授業は滞りなく終わり、異変に気付いたのは授業が終わったあと。キャンパスがざわついていました。

人が集まる共有スペースで、繰り返し流れているCNNの衝撃映像。近隣の州で発生しているとはいっても車で何時間も離れているので、同じアメリカ国内にいる私にも実感はなく、でも同時にもし留学先にニューヨークを選んでいたら…と不安になったのを覚えています。2限目以降の時間の授業はオールキャンセル。これからどうなるんだろう…と初めての経験に留学生同士で不安な気持ちをシェアしていったん解散。

部屋に戻ったらおびただしい数の留守電を知らせるランプが光っていて、日本からの安否確認の電話でした(当時は携帯を持っていませんでした)。

普段生活していて、アメリカの軍隊とか愛国心とかをそれほど実感することがなかったのが、この一件で一変。大学の仲間(アメリカ人)が、「私も支援に行く」などと、一部、キャンパスから姿を消しました。男性だけでなく女性も、自ら志願して、異国に向かう。命の危険を承知の上で。それは、私には到底理解しがたい行動でした。

留学していて日本の良さを再発見することというのは良くあります。それでも私に同じことがあった時に同じ行動をとれるだろうか、とるべきだろうか、どうするのだろうか、ということをしばらく考え続け、結局は「できない/したくない」という結論になったのですが、9.11の事件は、アメリカ人の愛国心を実感することになりました。

今も世界では内戦を含め、いろいろな国で争いが起きています。発生当時は大きくメディアで取り上げられることも、時間がたつと忘れ去られてしまいがちですが、日本で平和に過ごせている裏には、こうしたことが起きていることを念頭において、色々思考を深めながら私が思うことをこれから綴っていきたいと思います。

※ここに書いたことはあくまで個人の主観です。政治的意図、戦争擁護の意図などは全くありません。


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