2024.11.25 留学したい!と思うまで ~最初は全くその気はなかった~
私は高校を卒業してからアメリカに大学留学(正規留学)をしたわけですが、最初は留学なんてぜんっぜんしたくありませんでした。そんな私が留学に興味を示すまでのいくつかのきっかけを、お話いたします。子どもに留学してほしいなぁと思う方がいれば、少しでも参考になれば嬉しいです。
英語を習い始めた小学6年生のとき
幼稚園→地元の小学校に普通に在籍していた私。地方に住んでいたということもあり周りに外国人と触れ合う機会もなく、英語への意識はゼロだった小学校5年生のとき。母が英会話教室の情報を仕入れてきて勧められ、あまり何も考えずに、2つ下の弟と一緒なら(一人じゃないなら)いっか、って軽いノリで6年生になってから週1回(90分くらいだったかな)習い始めました。
まだ小学校で英語教育は始まっていなかったのでそれが初めての英語に触れた体験。アルファベットは覚えたものの、「勉強」ということをした記憶はなく、札とり遊びや歌を歌ったり、先生のイギリス留学時代の話を聞いたりしてただ楽しく「遊んだ」時間でした。先生は生徒に英語のニックネームもつけていて私はマギーと呼ばれていました。懐かしい(笑) 生徒は全部で6人くらいだったと思います。イーオンとかの大きな学校ではなく個人でやってるようなところでアットホームな雰囲気でした。ただ遊んでいるだけの感覚でしたがアルファベットを覚えたことで、中学生になった時に少しだけ自分の方が知っていることがあり、英語を学ぶことへの抵抗ゼロになったことと、英語は勉強する科目ではなく(遊んでいたから)楽しいものという印象を得られたことが、1年間英会話教室に通った良い点だったなと思います。
家を出たくなかった中学校時代
そんなわけで中学生のとき私は英語が好きでした。母は私に寺子屋に1人で行ってみたら?と提案してきたのですが、それまで1人でどこかに泊まったこともなかった私は、なぜか追い出される!という気持ちになって即拒否。寺子屋間なんなのかあまり調べることすらする前にお断りしました。留学の気持ちが芽生えるところからは程遠く、選択肢にすらありませんでした。
英語さえ話せればものすごい数の国の人たちと話せるぞと気づいた高校時代
高校生の時、県内の公立校に通う中高生を集めた2泊3日イングリッシュキャンプみたいなものの募集があり、先生に勧められ参加しました。各校2人までしか応募できないもので、県内のALTが一堂に会して英語だけ話してイベントを楽しむもの。普段(この頃は週1イーオンに通ってた)自分が習ってる英語が少しでも通じたときは嬉しかったなー。
アイルランド、イギリス、アメリカ、タイ、オーストラリア、など様々な国出身の外国人ティーチャーと触れ合い3日間英語漬けになり、英語1つ話せると世界が広がるなと実感した3日間でした。
そしてこのイベントの副産物として私の自己効力感が上がりました。家族を離れ1人で知らない人たちに混じって泊まれた経験、英語がわからない年下の人たちを自分の英語でサポートできた経験、拙い英語ながらもネイティブと仲良くなれた経験が、私に自信をくれました。これが、留学を検討するはじめの一歩でした。
本格的に留学を考えたのは、進路のことを考える時期になった2年生の頃。イーオンには日本人の先生もいて、なんであんなに英語がすごいんだろと思っていて話を聞いたら、その時の先生たちはみんなアメリカの大学を出てまして。アメリカの大学に行く、という選択肢を初めて知った瞬間でした。
長くなったので今日はここまで。次は、来週、具体的に進路を決めるまでのプロセス(学校や家族とのいざこざ含む)を振り返って綴ります。