30代後半独身男性の生活費を振り返る
陽が沈むのが早く感じられ、本格的な秋の訪れを実感する今日この頃、それでも残暑というべきか、時にはエアコンが必要なほどの暑さに見舞われ、光熱費の心配をしている人も少なくないだろう。もちろん自分もその人だ。
また光熱費以外にも、物価高の影響から様々な支出において家計に大きなダメージを与えていることだろう。
自分は就労困難者ゆえ定職に就いていないこともあり、月の収入が不安定で、今後も様々なものが値上がりしていくとなると、とても不安に感じる。
不安定な収入だからこそ、毎月の収支状況を家計簿に記録するようにしているが、月ごとの収支の推移を見ると、物価高の影響が如実に表れていることを痛感する。
できる範囲での節約も心がけてはいるが、どうしても必要最低限の支出というものがあるので、節約にも限度があり、個人的には収入を増やす試みが求められるところだ。
さて今回、いい機会だと思うので、自分の生活費を簡単に振り返ってみたい。タイトルには「30代後半独身男性」と付いているが、あくまでも自分個人の話なので、1人のサンプルにすぎない点はご理解頂きたい。
さすがに今年全ての月の収支状況を載せるのは億劫なので、直近である9月のみを見ると以下の通りである。
収入は主に株式投資の利益からだ。昨年から本格的に株式の売買をするようになってから、前月の利益をその翌月の収入という形にしている。なのでこの収支で言えば、8月に株で得た利益ということになる。
以前にも話したが自分は病気を抱えており、それが原因で就労困難な状態に陥っている。
それゆえ公的な生活支援として障害年金の受給という選択肢もあるが、自分は受給していない。
このあたりに関しては、書く機会があれば書こうと思うが、話が脱線しない程度に簡単に言うと、主訴が痛み(疼痛)や感覚異常(神経の機能不全)といったものなので、事実こういう症状だと障害年金の受給が難しい。
ただ病気を抱えながらも、不安定ではあるもののそれなりの収入が得られたこと、もし仮にその収入に加えて障害年金ともなると、障害年金制度の趣旨からして、逸脱するのではないかという疑問もあることから、こうした理由もあって、あくまでも自分の場合は受給に至っていない。
支出の面に目を向けると、家計費というのはあまり見慣れない項目だと思うが、これは自分が実家に住んでいることから、家に入れるお金としている。
仮に一人暮らしをした場合、家賃として6〜7万円くらい、そこに食費や光熱費が加われば10万円に達するだろうという計算で、親の銀行口座に振り込むようにしている。
この家計費は株の利益に応じて変動し、それこそ相場の地合いが良かった年始めの頃は20万ほど親に渡していた。
健康保険料は家族全員分ではあるが、前々年が住民税非課税世帯だったので、そこまで大きな額ではなかったと記憶しているものの、前年から収入が発生し、所得に応じての額になるので、あらためて見ると家計に占める割合が大きいと感じる。
ここに関しては、会社勤めの場合に会社との折半になるので、よく聞かれる会社を辞めた時に痛い出費状態がまさに今という感じだ。
自動車保険料は年払いの請求が9月に来たので一時的な支出ではあるものの、都会ならそもそも車を持つ必要性が低いので、地方民の負の側面を実感する。これに加えて、春先になれば車検や自動車税の納付もあるので、それを見据えての貯金もしていかなければいけない。
医療費も必然的な支出であり、通信費も同様の支出なので、この項目に関しては個人的に妥当な範囲だと思う。
食費の項目に関しては、家族分の食費と別会計になった分のみを計上している。物価高の影響を踏まえれば、月当たりの食費としてはそれほど多いという感じはしない。
雑費にはサブスク代、日用生活品や衣料品などに使ったお金を計上している。大部分を占めているのはサブスク代だと思うが、投資に必要な情報収集の為だったり、アニメや映画を観たりするのに欠かせないのが正直なところである。
全体的に収入が支出を上回っているので、家計としてはプラスになっている。プラス分は貯金として来月へ繰り越している。
収入が不安定であり、一応9月分の収入は目処が立っているものの、それ以降もしかしたら全く収入が無い可能性もあるので、出来ることなら収入があるうちに貯金を増やしたり、投資以外の収入となる柱も見つけたりしたい。
以上が実家に住んでいる30代の子供部屋おじさんの懐事情である。繰り返すが、あくまでも1人のサンプルデータに過ぎない。単に表に出ていないだけであって色々な子供部屋おじさんの懐事情があるだろう。