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いい妻であることを辞めた#26

いい子であることが取り柄だった私は、主婦になってからもいい妻であろうとしました。

いい妻とは、
夫のことを尊重して、理解する。夫がやりたいことがあれば、それを優先してほしい。

夫が平日は仕事を頑張る、土日は社会人野球をする、友人と飲みに行く、その夫のやりたいことを尊重して、いいよいいよと言って送り出すことがいい妻であると思っていました。

私は夫のことを尊重したいので、全ての予定を受け入れますが、心の中にある2人の時間も過ごしたい気持ちを伝えることができませんでした。
言えずに溜まっていった小さな心残りが段々と大きくなって、我慢の限界が来て爆発してしまう。

夫を尊重したい気持ちに嘘はありませんが、
良かれと思ってした行動のはずなのに、
結局不機嫌になってしまうのです。

不機嫌になると家の中がギスギスしてしまいます。

私は自分の感情を出す、相手に伝えることが苦手であることが分かりました。

自分の感情を出して傷つきたくないから、無理に出さないことが多いのです。

感情を優先させるよりも、目の前のするべきこと、しなければならないことを優先させることが正しいと思って行動してきました。自分の感情を出すよりもまずは周りを優先して考えます。

それは私の強みな部分でもありますが、夫婦関係の中では弱みになっているのではと思いました。



私はそんな自分を変えたくて、
自分の感情を伝えることにしました。

「2人の時間を過ごしたい」
「日中の予定なら、夜ご飯は一緒に食べよう」

と伝えてみました。

夫はすんなり理解してくれました。

夫から
2人の時間を疎かにしていたわけではないこと、忙しい時間はずっと続くわけではないことを伝えてくれました。


感情を伝えても傷つかないこと、
感情を伝えてみると相手の気持ちも分かること、お互いの考え方が違った場合は話し合いで解決すればいいことも分かりました。

自分の感情を抑え込んで不機嫌になるより、
自分の感情を伝えて相手が理解してくれたと安心して、ご機嫌に過ごす方が何倍も良いことが分かりました。

夫のこと自分の感情も尊重してあげることによって、ご機嫌を保てることが分かりました。

私はいい妻であることを辞めて、ご機嫌な妻であることを目指そうと思いました。

言いたいことはちゃんと伝える、
相手のことも考えた言葉で伝える。

ご機嫌な妻でいた方が私は楽しく生きられるし、
家の中でギスギスしない平穏な生活が送れることにも気付きました。

家族の幸せはまずは自分がご機嫌であることが大事なのだと。

感情を伝えることはまだまだ苦手ですが、少しずつ克服しながらご機嫌な妻を目指していきたいです。

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