型・その4①(二月尽・春帽子)
二月尽青磁の花器を選びけり
季語:二月尽(初春)
春帽子ほほの泪を拭ひけり
季語:春帽子(三春)
・・・・・
本日より、最後の型・その4「けり」に入ります。
前回の「かな」と使い方がかなり似ている切字。
でも、その違いはかなりあるようです。
以下、できるだけコンパクトに抜粋個所を提示いたします。
追記1:上記は書の抜粋文なので、その中での追記ができず、ここに。
(まるさん、ありがとうございます。コメント欄参照)
*「けり」は動詞にしかつかない。
への追記。
また、少々詳しくなりますが、参考までに載せておこうと思います。
「カ行四段活用・ガ行四段活用」の動詞に「けり」が付く場合は、二種類の言い方ができるが、Aの太線の使い方が、ここで求めている切字「けり」。
追記2:上記、Aのグループの「に」は、完了の助動詞「ぬ」の連用形。
(佐藤郁良「俳句のための文語文法」p.28から)
最後までお目通しありがとうございます。
(今後、何かの折に役に立つ記事でありますように)
お時間がありましたら、詠んでみてください。
「切字」や「型」に拘らず、自由に詠んでくださっても、また、私の使った季語で詠んでくださっても全くかまいません😊
※決してお題(必ず詠む)ではありません。
いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。