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型・その2 応用型④(遍路道・弥生野)
中七〔や以外の切字〕
季語は、上五・中七・下五、のいずれでも。
二物衝撃を意識。
少年は笛を吹くらむ遍路道
季語:遍路道(三春)
弥生野を北か南かスニーカー
季語:弥生野(三春)
・・・・・
一句目、切字「らむ」について。
「らむ」は現在推量の助動詞で、現在別の場所で起こっている事柄について「(今頃)……ているだろう」と推し量る意味で用いられます。接続は「べし」「らし」などと同様終止形接続(ラ変型には連体形接続)です。
「別の場所でおこっている事柄」なので、一句目、季語は動くと思います。
(遍路道を歩いている主人公、ああ、今頃、あの少年は笛を吹いているだろうなあ、という感じです)
二句目、切字「か」は、疑問の係助詞。
現在でもよく使われる「~か~か」と同じです。
お時間がありましたら、詠んでみてください。
「切字」や「型」に拘らず、自由に詠んでくださっても、また、私の使った季語で詠んでくださっても全くかまいません😊
※決してお題(必ず詠む)ではありません。
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