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しりとり俳句《85》
今回のまとめは幸先よく、1月1日スタートです✨🎍
本年もよろしくお願いいたします。
15日までしか詠めない「新年」の季語を大切にしました。
そして、
・爺ちゃん婆ちゃんシリーズ
・オノマトペシリーズ
があります!
こちらの続きから!
👇
「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)
第85回は、1/1~1/7(1775~1795)全21句
1775. 元旦や散歩の犬の足軽し
元旦(新年)ち
1776. 新年のグラスの泡のきよらなり
新年(新年)し
1777. ランダムに選曲したるお正月
お正月(新年)さ
1778. カップルのゆずりあひつつ福引す
福引(新年)ち
1779. キスされて爺は破顔の二日かな*
二日(新年)し
1780. 掴みたるばあばの裾や初詣*
初詣(新年)さ
1781. 腕相撲弱きじいじと初湯かな*
初湯(新年)ち
1782. 湯葉巻のゆうたり残る三日かな
三日(新年)し
1783. 使い道分からぬグッズ福袋
福袋(新年)さ
1784. 黒豆のリメイクレシピ女正月
女正月(新年)ち
1785. 担ぎたる着ぐるみの顔初仕事
初仕事(新年)し
1786. 子と同じマス目に止まる絵双六
絵双六(新年)さ
1787. 六畳を満たす笑ひや福笑
福笑(新年)ち
1788. ライオンのあくび見たくて初電車
初電車(新年)し
1789. シャンシャンと羽子をつく子の髪飾り*
羽子つき(新年)さ
1790. さりさりと天窓の陽よ初掃除*
初掃除(新年)ち
1791. しゆしゆと廊下をすすむ春着かな*
春着(新年)し
1792. 金粉をあちこち散らし節料理
節料理(新年)さ
1793. 両親の頭まるごと獅子舞に
獅子舞(新年)ち
1794. にぎやかに靴脱ぐ子ども七日粥
七日粥(新年)し
1795. 悠然と微笑んでゐる福笑
福笑(新年)さ
・・・・・
一昨日、荻窪の鱗で、堀田季何先生の特別句会に参加し、投句者17名、全85句への季何先生の講評は非常に勉強になりました。
講評のお言葉からいくつかを。
・具体性を詠む
・どこに「はっとした」のか、はっとした理由
・何が言いたいのかにぶれがある
・余計な言葉を削って細部をもっと描くべき
・理屈が強い
・単なる説明、単なる報告
・わかりずらい、どういう情景なのかが読み取れない
・もっとふさわしい季語があるかもしれない
「具体性を詠む」「細部をもっと描く」
これらは、詠み方を失敗すると
「理屈が強い」「単なる説明」
ともなりかねないわけで、そのあたりがやはり難しいなあ、と個人的に強く思いつつ、大きな反省。
「何が言いたいのかぶれがある」
は、独りよがり、というか「自分で詠みたい景が、読み手にきちんと伝わるのか」を冷静に判断しないといけない、をあたらめて反省。
そして、何よりも響いたのが
「どこに、はっとしたのか」「それを詠みこんでいるか」
ということでした。
あと、季何先生ご自身の句には、リフレインも含め「音」に拘ったり、表記に拘ったり(漢字・ひらがな)に拘ったりする御句がみられたことも、学びでした。
一句一句への丁寧な詠み、読み、がとても感じられる季何先生でした。
本日は、南風の東京例会と、仙田洋子先生のZOOM句会が重なっている成人の日。
季何先生からの学びを今一度頭に入れ直して、両句会に臨みたいと思います。
・・・・・
気になった句がありましたら、コメント欄で教えていただけると三名が喜びます🤭😁
(コメント欄、紫乃セレクトは、すみません、今日遅くになります🙏
「どこに、はっとしたのか」「それを詠みこんでいるか」を頭に叩き込んで、句会に出す句をもう一度推敲します🙏 結構焦っている笑)
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