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しりとり俳句《127》
十月初旬から、冬の季節の国々を巡っているので、すっかり肌感が冬になっています。
日本はどうなのかなあ、、、(そろそろ帰国します)
今週は、柿シリーズがあります。
こちらの続きから!
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しりとり俳句 三年目ルール
・ 詠む順番:ちり→しの→さち
・ 下五・下二字、または一字でしりとり
・ その二字や一字から濁音や半濁直音などへの変更可
・ 下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二字(もしくは一字)から始めるのも可
・ 季語のあと:ち=香田ちり、し=卯月紫乃、さ=月石 幸
・ シリーズもの:俳句の後ろに *マークあり
第127回は、10/21~10/27(2656~2676)全21句
2656. つぎつぎと影連れてゆく渡り鳥
渡り鳥(三秋)ち
2657. 撮り直すポートレートや照紅葉
照紅葉(晩秋)し
2658. 身支度を早々終へて秋の薔薇
秋の薔薇(仲秋)さ
2659. ばらばらに走る姉妹や花すすき
花芒(三秋)ち
2660. すきなこにあげるどんぐりポケットに
団栗(晩秋)し
2661. 戸にかけるリースを選ぶ秋の宵
秋の宵(三秋)さ
2662. よい子にはもう一つほら次郎柿*
次郎柿(晩秋)ち
2663. 柿すだれ追ひかくる鶏逃ぐる鶏*
柿簾(晩秋)し
2664. 取り込むる干柿少し粉吹いて*
干柿(晩秋)さ
2665. 手ざわりの良きブラウスへ赤い羽根
赤い羽根(仲秋)ち
2666. 羽根残し色鳥山へ飛びゆきぬ
色鳥(晩秋)し
2667. 抜き返すリレーの走者運動会
運動会(三秋)さ
2668. 会話して心地よき間を秋の川
秋の川(三秋)ち
2669. 川辺りに立てるイーゼル黄鶺鴒
黄鶺鴒(三秋)し
2670. レイアウトあれやこれやと夜業かな
夜業(晩秋)さ
2671. 行間を惜しまぬ詩なり桐一葉
桐一葉(初秋)ち
2672. 浜茄子の実へと溶けゆく夕日かな
浜茄子の実(初秋)し
2673. ヒロインの沢山出てくる文化祭
文化祭(晩秋)さ
2674. 最後までわが子のやうに菊花展
菊花展(三秋)ち
2675. 転校の友と競ひし運動会
運動会(三秋)し
2676. 開会の言葉揃ひて秋の空
秋の空(三秋)さ
・・・・・
10月4日から応募が始まった、秋ピリカグランプリ2024に、運営と審査とにしばらく関わっていた紫乃です。
審査は終わり、講評も書き終わったので、あとは発表を待つばかり。
(ピリカさんが、発表記事の作成に勤しんでいます)
今回よくわかったのは、私は、ショートショートと俳句とでは、使う脳みその場所が違うようだということ。
どうも、両立はできないみたいです(笑)
作句から離れている二週間と少し、唯一、このしりとり俳句だけ、日に一句は詠めていた、状況。
ただ、全く苦にはなっていませんでした。
ありがたや~~、な、しりとり俳句です。
2024年の創作大賞の発表も終わり、また、角川俳句賞の各受賞も決まったもよう。(まだ、「角川」を見ていないので、詳しいことは知らずですが、Xが賑わっていますね!)
やはり、芸術の秋、創作の秋、だなあと思いながら拝見しています。
(私は、もちろん、どちらにも応募していないので、気楽なもんです)
ですが、私も、あれこれと締切も近いので、俳句の方へシフトチェンジせねば、であります。
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