不登校中の子どものゲームを取り上げても勉強しません!!!
はじめに
投稿が1週間も空いてしまいました…お久しぶりです!GWは満喫できましたか??
今回の記事は、不登校中の子どものゲームを取り上げても勉強しません!!!です!!!
タイトルの言い切りの強さに「え!?」と思った方もいると思いますが、今回の記事はあくまで私個人の見解です。必ず不登校生の全員があてはまるわけでは決してありません!!
が、私がこう思うのには理由があるので、それをお話しできればと思います。今日も最後までお付き合頂けると幸いです🍀
まずは私のおはなし
最初に私自身の話をすると、私は不登校になって初めてゲームにのめり込みました。それまでは夜中までゲームをするなんてことはなく、するとしてもパズルゲームばかり。
そんな私でしたが、不登校になってからはFPS(銃で戦うゲーム)をはじめとした、いわゆる対戦ゲームにがっつりハマり、朝方まで友達とゲームをすることもザラ。もちろん勉強なんか一切手に付けていませんでした。
現在はゲームは人並みに好きですが、当時のような過激なゲームに熱中することはなくなりました。友達や恋人とゲームを楽しむ程度です。(最近のブームはゼルダの伝説と桃鉄)
不登校には段階がある
ではなぜ私が「ゲームを取り上げても意味がない!」と思うかというと、不登校には段階があると考えているからです。
身近な不登校生の話を聞く限りでは、私に限らず大体みんな同じようなプロセスを経ていました。
では、保護者目線も交えながら、順番にお話ししていきたいと思います。
1.一日中寝てる期
不登校になってすぐの子どもや、不登校になる直前の子どもの多くは、一日の大半を寝て過ごしているのではないかと思います。
保護者からすると「ちゃんと朝起きないのが心配…」「ご飯も食べずに寝てばかりで顔を合わせるタイミングもない…」と感じるかもしれません。
ですが、この時期、本当にみんな通ります!
なぜかというと、この時期はみんなエネルギーを使い果たした状態だからです。
子どもが不登校になるときって、それまで何とか振り絞っていたエネルギーが0になった時だと思います。「行きたくないところに毎日行く」というのは、大人になっても苦行ですよね。それが当たり前のこととされているならなおさらです。
なので、不登校になりたての子どもはエネルギーチャージ中!
これまでで使い果たしたエネルギーを必死に蓄えているところなんです。だからたくさん寝る。
私は、みんなが登校するくらいの時間に起きていると「なんで私は学校にいけないんだろう…」と考えてしまうので、その罪悪感を朝起きないことで考えないようにしていました。
この時期の保護者の方にお願いしたいのは、「健康に害が出ないようにしてあげること」です!
これは朝決まった時間に絶対起こすとか、3食必ず食べさせるとかそういうことではありません。なんせこの時期の子どもの活動時間はたいてい夜中です。
だからこそ、たとえば、夜中にふと起きてご飯を食べたくなったときのための軽食を用意しておいてあげるとか。(私はこれがすごくありがたかったです。よく菓子パンとかカップラーメンとか食べてました🍜)
シャワーは夜中でも浴びていいよという雰囲気作りとか。そんな感じです。
あとは、声をかけることは、孤独感を減らすためにはかなり良いのではないかなと思っています。
起きていなくても「行ってきます」と声をかけて、寝てたら寝かせておく。帰ってきたら部屋に向かって「ただいま」と声をかける。
返事がないのに保護者ばかりが声をかけるのはしんどいときもあると思いますが、これは子供にとって「親も自分を見捨てた、諦めた」と思わせないために大切なのではないかなと考えています。
2.好きなことしかしない期
保護者の方が一番イライラするのは、おそらくこの時期……
記事のタイトルにもあるようにゲームばかりしていたり、日中外で遊んでばかりいたり…(私もそうでした)
この時期の子どもは、少しエネルギーが戻ってきて、突然できた自由時間を潰しているところです。
不登校支援のボランティアを通して知りましたが、「特にやることがないから」と惰性でゲームをしている子も意外といます。
私のように「普通の学生ならできないことができる!」と思い、平日の空いてる時間帯に遊びに行く子もいるかもしれません。
刺激を求めて激しいゲームをしたり、それに釣られて言葉遣いが荒くなったりと、一見悪影響ばかりを受けているように見えると思います。
この時期の子どもとの関わり方は、本当に難しいと思います。朝から晩まで部屋にこもってゲームばかりしていたら、「学校にも行っていないのに!」と思いますよね。ゲームしてないで、勉強の遅れを取り戻さなきゃ、と。
しかし、この時期にゲームを取り上げても、子供は勉強をしません!!!これはもう断言できます。だってやっと学校と離れて好きなことができているんですもの。(もともと勉強が好きな子は例外かもですが…)
ゲームを取り上げるのはむしろ逆効果。反発心で非行に走ってしまう可能性も0ではないと思います。
ですが、この時期は永遠に続くわけではありません。他の学生より多く時間を持っている分、必ずどこかで飽きがきます。その時まで、見守ってあげてほしいです。
昼夜逆転したり、親の知らないコミュニティ(ネットでの友達、不登校仲間など)を持ったりと見ていて心配が絶えない時期ではあると思いますが、自傷と犯罪以外は放っておいて大丈夫だと私は思います。
あえて積極的に遊びにつれていくのも手です!私の父は完全にこのタイプでした。平日なのをいいことに、車でめちゃくちゃ遊びに連れて行ってもらいました(笑)
3.飽きてやることなくなってきた期
不登校をいいことにさんざん好きなことをして、それでも時間が余るようになってくるのがこの時期です。私は不登校になってから3か月くらいでこの時期に入ったかなと思っています。
親御さんが進路など今後の話について子供に働きかけるなら、一番早くてもここです。これより前は、正直親の話は聞き入れられません。もちろん、このタイミングでも早すぎる場合もあります。
しかし、なんらかの働きかけをするなら、私はここだと思います。
この時期は、子どもも少しずつ将来のことや今後のことを考え始める時期です。それが漠然とした不安なのか、やりたいことを考え始めているのかはその子によると思いますが、良くも悪くも「今後のこと」を考えざるを得ない時期、とおもってくださればいいと思います。
ただ、保護者の方から積極的に受験や復学の話をするのはNGです✖
これまでのエネルギーが悪い方向に働いたり、保護者と話せるようになった関係値が0に戻ってしまうこともあります。
子どもから今後の話が出たら、大げさなリアクションを取らずに「そうなんだ」と聞いてあげることが重要だと思います。
4.次のステップについて焦り始める期
ここでやっと、子どもは進路について調べてみたり、勉強について話すようになったりします。これまで保護者と話さなかった子も少しずつ会話をするようになる傾向も見られます。
保護者の方はこの時期に備えておくことが、一番大切かもしれません。
このタイミングで保護者がどんな声掛けをするかが、子どものやる気に直結すると言っても過言ではないです。
1~3の時期に不登校について知識を入れたり、心の準備をする場所があるのが何より大切です。でもそんな場はなかなかないんですよね~……私はそんな場を作るために起業したいなって思っていたりします。
まとめ
長々と書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか…!!
一日中寝てる期と好きなことしかしない期は、私が短かっただけで合わせて半年くらいはあるものだと思います。お子さんがなかなか将来に目を向けないことに悩む保護者の方も多いと思いますが、まずは半年、見守ってあげてほしいと私は考えています。
受験生の半年なんかはとても大きいものですが、焦っても本当にいいことありません…!!この世には意外と不登校だった人がいる、と思っていろんな選択肢を知っておくことが、保護者の方の余裕にもつながると思います。
「今ゲームを取り上げなくても、そのうち焦って勉強しだすぞ」くらいの心持ちでお子さんを見守ってあげることが、お子さんがエネルギーを最速でチャージする環境を作ることに繋がります!
不安なことも多いと思いますが、どうか一人で抱え込まずに、お母さんも楽しく過ごせる日々でありますように…🕊
今後話してほしいトピックや記事の感想など、コメントしてくださると嬉しいです!
最後までお付き合いありがとうございました🌸
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