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スポーツ観戦とパレード

知人から渡米前に、「アメリカに駐在するなら好きなスポーツチームを作っていた方が良い。」とアドバイスを受けた。しかしながら、実のところ私は体を動かすのは好きだが、観戦は全く興味が無い人間なのだ。

何となく他人のゲームを見ていてもエキサイトするとか、そういった感情が湧き起こらないというか。。。例えば、プレーヤーに知人がいるとかそういったレベルなら話が変わってくるが、直接の面識が無い選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮している姿はすごいとは思いこそすれ、「手に汗握って」とか、「勝って大喜び」とまではならないのが正直なところだ。(記憶にある範囲でスポーツ観戦で興奮したのは、大学時代にプロボクサーだった先輩のリーグ戦の応援に行った時ぐらいかもしれない。)

まぁ、そんなこんなでこれからどうしようか?などと考えていた折に、地元バスケットボールチームが優勝したとの事で、大規模なパレードが先日開催された。平日金曜日の昼間なのに大通りは人で埋め尽くされてお祭り騒ぎ。とりあえず乗っかっておけという事で、選手の名前も全く把握しないままにすぐ近くのスポーツ用品店で適当なユニフォームのレプリカを購入し、大通りでパレードを見学した。

おしくらまんじゅう状態で、ホテルの上には謎のDJブースも設置され、パレード到着まで観客を盛り上げていた。

こちらにしては珍しいくらい暑い日だったが、それこそ老若男女、多くの市民が大通りでダックツアーのバスに乗った選手が通るたびに歓声を上げていた。観客の熱狂ぶりを見ていると、いよいよ何か応援できるスポーツを持った方がいいかなという気分になったりならなかったり。。。

普段は観光用に使われているダックツアーのバスが、選手や関係者を乗せて大通りをパレードした。

ただ通りで観覧していて少し気になったのは妙な匂いだ。聞くとどうやらそれが大麻の香りらしいのだが、この州では合法化されており他の犯罪を犯さない限りはとりたてて逮捕はされない。確かにそこここで"その"匂いが嗅ぎとれたので、おそらくパレードの観客でそれをやっている人がちらほらいたのだろう。

きっと選手の名前とかがわかるともう少し興奮?したのかもしれないが。。。

今回のパレードで、特に大きな事故や犯罪は起こらなかったらしいが、やはり異様にハイになっている集団には不必要に近づかない方が良いだろう。もちろん健全に応援して、純粋にスポーツ観戦を楽しんでいる人が殆どだとは思うが、中には過剰にハイになる事を求める人もいるわけで、治安がいい街とは言えやはりその辺りは用心して距離を置くに越したことはなさそうだ。

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