里帰り出産について思うこと

妊娠して初めて知った言葉に、「里帰り出産」という言葉がある。

たしかに東京での出産はあまりにも高額だし、お互いの両親もいないものだから、出産直後の子育てはなかなか大変だ。

夫としては妻の実家に転がり込むことになり、それは苦労もするだろうが、それも社会人としての役割の一つだろう。

育休は出産翌日からしか取れないから、当日と1週間前くらいは溜め込んだ有給でなんとかするのかな…

などと考えていた。

実際里帰り出産の割合は半数を超えているらしく、産後パパ育休と、育休が分かれているのもそのような事情によるらしい。

が、実情を知ると、どうやら違うようだ。

里帰り出産は出産の前後1ヶ月は妻だけで実家に帰省するらしい。

夫は出産当日に飛行機で帰って立ち会うこともあるらしいが、基本は仕事を続けているとのこと。

私の価値観では少し信じられないなあ、という気持ちだ。

産前産後なんて本能的に妻を支えなきゃ!という気持ちと力が芽生えるものだと思うし、このようなときに一番近くでいるために結婚したのに、と思う。

また、我が子における貴重な最初の一ヶ月を会えずに過ごすというのも意味がわからない。

妊娠は夫婦のイベント、というコンセプトを私は大切にしているが、その真逆をいく姿勢な気がする。

それでも夫がフリーランスで、育休も無く、ここで仕事を辞めると生活が破綻するから泣く泣く妻に里帰り出産を提案する、というのならまだ理解もできるのだが…。

もちろん各夫婦にそれぞれの事情や価値観があるのだろうが、少なくとも私達夫婦に里帰り出産の選択肢は無さそうだ。

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