人の性質と環境
同棲を始めた。
好きな人と毎日顔が見られる。それは幸せのこの上ないことだろう。
わたしはわけあって同棲はもう懲り懲り、だったのだけれど(婚期の間延びやデータ的にも同棲はよくないということを散々耳にする)やはり好きな人と一緒に住むことができるのは、幸せなことなんだろう。
価値観のすり合わせというものはいつだってむずかしく、元々他人である2人が生活することは、うまくいかないことだらけなのがふつうだ。
わたしは末っ子だからか、元々ズボラだからか、一人暮らし長くて自分が生活できればもうどうでもよくなったのか、
いや、、昔からできない子って言われてきたから納得もいく。
私には実家の綺麗さは再現できない。
体も弱くて手伝いも昔は皿洗い程度はしていたけれど、私は何事もぶきようで、母にも見放されていた。
過去彼氏になってきた人は、潔癖症それも重度で、人を菌とみなすこともあって、絶望されて罵声をあびせられたことも、お前が汚いと顔にアルコールスプレーをかけられたことも何度もあった。
同じくらいの衛生観念の人だと本当に楽だれど、それだと汚いんだろう。昔の母親のように、完璧にやれる妻みたいな人になりたかったけれど、私には限界はあるようで、ある程度できていたと思っていた自分が滑稽で仕方ない。
平たくいうと、引かれたり汚いと言われたようなものなのだけど、なぜか、ストレートに言われるよりも傷ついた。きっとそれは彼が優しい人だからだろう。
オブラートが逆につらいのだ。
そして性に関することに関しても話し合いは起きる。
自分は性欲が強いと言うよりも、好きな人と愛し合ってひとつになりたいという思いが強い。そんな思いが切なく突き抜ける瞬間があると、愛の温度差に無人島に取り残された気持ちになる。
きょうは、いつもより調子がわるい。
すこし過去のことを思い出してひもづいてしまっているのかもしれない。