プロセカイベスト『荊棘の道は何処へ』を読んだ感想 追記

(追記)前回の記事でみずきは優しいが故に気遣いをされたくないのではないか、と書きましたが、あとから考えてみて、そうではないかもしれないと考えました。
ずっと色眼鏡で見られてきたみずき、もしかするとそれがもう嫌だったのかもしれませんね。好奇という色がついた眼鏡で見られるのも、配慮という色がついた眼鏡で見られるのももう嫌だ。だからその目から守るために自身の目を隠してしまったのかもしれません。ただただなんの色もついていないなんの感情も含まれていない目で見てもらいたかった、(ある意味)普通になりたかった。
だから、今まで対等でいられたニーゴのみんなの目に配慮という色が少しでも混じることに耐えられなかったのかもしれません。
この辺りはみずきのストーリーを読まないと分からないので、私にはこれ以上語ることはできません。
正直この問題は解決法がないと思います。人間誰しも周りの人を色眼鏡で見てしまう。それはみずきのような特性を持った人に対してでもあれば、頭が良さそう、運動が得意そう、顔の造形がいい、全てです。だからやはり、この問題はみずき自身がその苦しみに向き合い、考え方を変えることでしか解決できないのかなと思ってしまいます。前回の記事内で触れた、自己肯定感を上げる、というのも一つの手ですね。どう転ぶにせよ、この問題をどう解決していくか、非常に期待したいと思います。

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