ヂヤンプはドタドタしない
少々前の文章、TRPGと某weeklyヂャンプとは相性が悪いと言っていた件、その後半戦スタート。
TRPGの元祖D&Dは、もともとダンジョンやら洞穴やら迷宮として作られたすっげえ建物の中を不法侵入(例外小数)してうろつきまくるのを目的としていたのですが、個人的には猫も杓子もその伝統を引きずらなくて良いのに!そんな気がしてならない。
そう、TRPG誕生ん十年たった今でも、TRPGの戦闘って、地上をドタドタ走って歩いてチャンチャンバラバラ飛び道具をピルピル飛ばしながらバトルやらかしています。
いえね、世界はとーの昔から、超々高速でーの空中機動で飛び回り、マッハを超えての追いかけっこの気やら剣圧をバンバン飛バしてどつき合いをする、それがWeeklyなヂャンプをはじめとする、今のアクションバトルと言う世界なのです。
だから地面をばたばたと走り回っている場合、ではないのです。
なんだか、TRPGは、そのあたりを追っかけることが出来なかったのか?
ちょっと話を変えて、ちょいと昔のゲームTRPGとSLGの相のこのようなこれ「カーウォーズ」という品をちょいと見てみましょう。昭和にはこんなイカれたステキなゲームがあったんです。
マップは確か5ミリメートルの方眼紙、その5ミリが実際の1メートルという計算だったかな?(うろ覚え、インチフィート換算だったかもしれない)
旋回、向きを変える際も30度刻みで、ぐににに~と進んで曲がる感じでしょうか、TRPGで言う1ターンが1秒!それを10分割して、という具合。
少々考えて、「どこ向け暇人用ゲーム?」そう思ったアナタ、ボクの仲間です。
このなんとも言えない、スケールがちがち遵守ゲームは・・・、何もこれだけではないですよ。
これまたSLGの中に、ハープーンという逸品がございまして、冷戦時代の海上戦をシミュレーションしたゲームではあるのですが、ユニット(チットとかコマと言えば良いかな)は、1隻、1機、スケールは10㎝が1㎞相当そんな感じ。
で、マップは、皆様想像の通り、真白の紙!そんなんで海上戦をやってしまおうという。
ゲームプレイには、鉛筆消しゴム必要は良いとして、それ以外には長い定規とコンパス分度器も使うかなぁ?
現代のゼゥエェット(Z)世代の方々には「そんなこと可能なのか?」「タイパとかコスパどうなってる?」とパニックになりそうなゲームだなぁ。
そして、心配してください、TRPGだって、よほどうまくデザインされてないと、先ほどのカーウォーズなどなどのゲームの後追いになってしまうんじゃないかと言うと、そんな気がしてなりません。
仮に某ドラゴンなボールのTRPGがあるとして、その戦闘システムをきっちり1/50とかにスケールダウンしたとして、いざ戦闘となったら、多分公民館とかの会議室一つを丸々使い、備品の長机をあるだけ並べ、2~3㎝ぐらいのフィギュアを使えばOK?タイパやらコスパとかヌかす若造どもには○○(放送コード)して、プレイ開始だぁ!
すっげぇ強力キャラの超長距離から、超超大射程の気弾をぶっ放せばもう、会議室のはしから端まで使って間に合うかというほどの超絶バトル、おぉう、ゴーヂャスぅすっげぇバトルぅ!
筆者、少し落ち着け。
見ての通り(見ていられません)WeeklyヂャンプのバトルをTRPGに持ってくると、何かどこかを一ひねりかもう一ひねりしないと、現実のリソースをいくらつぎ込んでも、再現性どころか遊ぶこと自体が不可能なゲームに化けてしまいます。
そこをクリアできないと、TRPGに枕言葉のように付いてくる「再現性が高い」という一言は、大嘘と言うことになります。
ヂャパン発のバトルしているコミック一つ再現できてないのでは?
ここまで書いておきながら、そのまま放置では、イチャモン賦与オンリーのクレーマーになってしまう。
これを書いている人が、超絶頭脳の天才で、諸々クリアできれば万事解決なんですが、TRPG界隈の現状を見れば、解決なんて遙か未来のことなのか?
解決が付いていないのなら、せめてそのヒントや手がかりなんかの前進させる要素の一つでも示さないと・・・。
多分ヒントは、ニッポンの高校生の多くが天敵と目の敵にしている高校生数学、そのなかでも、三角関数に匹敵する訳のわからなさの双璧「微分積分」ってヤツだ。(この文章を目にした数学関係者の方々、海より広い心で接してください)
数学シロウトから見た微分積分、難しい定義や計算を取っ払って、今回使う部分だけ見てみると、
寸法←→面積←→体積
左の矢印が微分、右の矢印が積分、というのがこの文章記述者の認識。
いきなり数学の話を始めてどうした?頭脳のどこかがイってしまったか?
そう言われればそうですが、イってしまったかの判断は、もう少し先に進んでから。
戦闘スケールの単なる縮小だけではうまくいかないのは、微分が必要なだけ出来ていないのでは?そう思うのです。
まー後、微分積分そのものではなくて、その考え方を借用した話が、以下ザラザラと続きマス。
そしてここで微分の具体例を、SLGから。SLGにつきもののアレ、ヘックスシートというヤツ、正六角形を隙間無く並べたアレです。
SLGというヤツは、方向が大事、自分の居る場所を中心に360度、相手が前に居るのか横か後か、で、角度は皆様ご存じ360度刻みでメモリが付いてますが、真っ白な紙の上でそんな方向把握をしていたら、脳の使いすぎで、ボクの仲間が増えていく・・・。
なので、分度器定規コンパスで楽しむゲームというろくでもないディテールよりももうちょっと良い感じの・・・、正6角形で全周6分割でいいんじゃね?この辺が微分。マー、この全周6分割でどうにか戦術チックなことが考えられる気がする。
注)なんで正方形を持ち出さない?ゲーム人生のスタートがSLGだから、正方形にはどうしてもなじめません。
それで、数学の微積分は、数式の上では、可逆計算が出来たはず(うろ覚え)。
TRPGもSLGもゲームで再現された事をリアルに感じたいのがユーザーの心理、つまりここにゲームの積分が出てくる、気がする。
「何のこっちゃ?」と、お思いなら、OTKさんのお部屋には、おそらくあるだろう、プラモ・フィギュア・無いとしてもアクリルスタンドや、コミック本でも良い、ちょいと見て欲しい。
それを見て、手にして、ホンモノを想像することが出来る、これが心で計算し展開させる積分とは言えないだろうか?
そうTRPGのゲーマー的カッコイイ感じで騙るなら、「積分はゲーマーの想像力の中にある」と。