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自分に似合うって?

私は非常に目が悪く、視力検査の時には「一番上のC」の字が見えないので、「C」と別の紙に書いたものを持った検査係の人が座っている私にどんどん近づいてくる。それを私がガン見して、「右です」「上です」「?判りません!」と言ったその距離で視力を測ってくれる。つまり、視力は0.03位だなのだ。
 
 きっと視力の良い方には判ってもらえないと思うのだが、私は強度の近視である上に、乱視でもあるので「C」の文字の開いている方が通常は右横だが私の目にはちょうど反対側の左横にも、本当に空いている様に見える。だから、検査の時にはどっちが本物か(どっちが本当に空いているのか?)を、瞬時に吟味している。もはやそれは「C」ではない。

最近が地震が多い。目の悪い私は何を思うか。
(大地震が起きた時に寝ていたら、コンタクトが付けられないな)だ。
それで、メガネを手に取ったが、?良く見えない。危うくメガネの上からコンタクトをしそうになった。

そうだ、メガネを新調しよう。
久しぶりに眼科で視力検査をしてもらい、処方箋を作ってもらう。その時に、検査係の人が念を押した。
「このメガネは近くを見るのには、ちょうどいいのです。絶対に取っておいてくださいね。」

ややこしい。
強度の近視と乱視と老眼、ってことだ。この眼、どないなってんねん。

その時、友人が「AIがね、お勧めしてくれたメガネにしたんだよ」と言っていた事を思い出した。
?AIがメガネを勧める?チャットGPTに聞くのか?と思いながら、彼女が言っていた ’J!NS'というメガネ屋のHPを覗いてみることにした。

恐ろしい程の品ぞろえだ。この中から、どうやって選ぶんだ??と材質、形状、色の一覧を見ながら狼狽していた。
そうだ、AIがおすすめしてくれるんじゃなかったか?と思い出し、どこかにあるボタンを探してみると、「試着」マークを発見した。

す・る・と!
今まで一覧で表示されていたメガネの横に一瞬で、「似合い度」が表示されたのだ。スゴッ!

さらに、その似合い度を見ていくと驚いた。自分が好きな形はどちらかと言えば、四角い形のシャープな物だ。それらの似合い度を見ていくと、60%~70%。悪くはない、と言う感じの数字。
ところが、卵型のどちらかといえば柔らかい感じの物の方が軒並み似合い度が高いのだ。80%~90%以上の表示。そうなんだぁ~と、感心してみていたら、なんと100%を発見!!へぇ~!!と声が出た。

自分では多分、恐らく、絶対手にしない、目も留まらない商品が何とAIから私へのおススメだったのだ。色々な色の展開がある中でも、特にこれだった。

色のバリエーションがある中で、これだけが「似合い度100%!」

メガネ屋の店頭でやみくもに選んでみた事があったが、結局代り映えのしないいつもの感じのメガネを手に取り、変わらんやんとガッカリした事が有った。

自分で好きだ!と思っている物よりも、その人の肌や髪の色、顔の形等体の造作によって、本当はこっちの方が似合っている!っていうモノがあるって事に驚いた。

今までなんだったんや~!!
お姉さん、私に本当の事を言ってくれ~!!




一人の時間にぼんやり考えたことや、クスっと思い出し笑いしたこと、こそっと誰かに話したい事をここで紹介しています。いつか「読むクスリ」みたいな本になったらなぁと野望を抱いております。その時のために、それはそれは有難くお受けすることにしたいと思います!どうも有難う!