年中行事になるか?干し柿つくり
やったことない事シリーズ。THE 干し柿つくり。
実はあまり好きではないシリーズでもある。フルーツの中で、私は柿がそれほど好きでなく、干し柿は更にあまり興味がないが、店では高い商品だ。
友人が好きだというし、実は簡単なんじゃないか?と思いこれも挑戦。
これも父親の影響だな。なんだか、noteを始めてみて私は色々と父親からの影響を色濃く受けていたことに気が付いた、というのは副産物だ。
彼は無類の甘いもの好きで、柿も干し柿も大好きで自分で買ってきては自分一人で食べつくしていた。なにぶん、母親も私も興味がないので特にその件については、大事に至らなかった(笑)
ある年から、彼は干し柿を作り出した。知人からやり方を教わったらしい。何分、大好きな干し柿を思いっきり食べたかったのだろう。
そんな頃の耳学で覚えているのは、①使うのは「渋柿」②柿の実に枝が付いていてTの字になっていること(引っかけて吊るすから)③アルコールにつけること、だけ。
干し柿は「渋柿」でなければならない。なんでか?
柿には、そのまま食べられる「甘柿」と「渋柿」があり、実は糖分は「渋柿」の方が多く、干し柿にするには「渋柿」の方が向いているらしい。
だが、「渋柿」だけに、渋みを抜かなくてはならない。お湯につけたり、アルコールに漬ける事によって、アルコールがアセトアルデヒドに変化して柿の中にある渋み成分のタンニンと結びついて、タンニンが不溶性になるため、甘味だけを感じる、ということらしい。舌の上で渋みが溶け出さない、ってことだな。という、豆知識はこれくらいにして。
さて、めっちゃ安い6個300円のT字の枝付き渋柿を2袋買い、皮をむく。 ピーラーでやると簡単。お湯に10秒、そのあと35度の焼酎に転がしながら漬けて、、、と12個やる。2個づつ紐でつないで、バランスを取りながら吊るす。
おわり。?簡単じゃな。
で、毎日観察。
1週間くらいたって、一回り位小っちゃくなってきた。でも、店で見る様な白い粉の様なものは見当たらず。まだなんかな?
ともう1週間経過して、ぺちゃんこになるくらい水分が抜けたが、なんだかなぁ?と思って、参考にした作り方を読み直してみると「干して1週間くらいしたら、種の周りを良く揉む」、とか「その頃から堅いタワシみたいなものを使って、表面をひっかく」、とか書いてあった。見事に見落とした。
ひっかく事によって中の糖分が外に出て結晶化するんだと。そうなんか~!と2週間も過ぎ、干からびたおじいちゃんの手みたいになった干し柿を恐る恐る、堅めの歯ブラシ(未使用)でこすってみた。この辺の力加減がわからんのよな、と毎回ビビりながらやってみる。
わぁお、なんかできたじゃん!こんな感じ?
?堅っ!!
一人の時間にぼんやり考えたことや、クスっと思い出し笑いしたこと、こそっと誰かに話したい事をここで紹介しています。いつか「読むクスリ」みたいな本になったらなぁと野望を抱いております。その時のために、それはそれは有難くお受けすることにしたいと思います!どうも有難う!