どこかゴメンなアラカルト
ー義母、完全復活の狼煙(番外編)
義母、奥さんと一緒に東京都内の高級ホテルに一泊した経緯を綴った連載「義母、完全復活の狼煙」シリーズ。同連載に収録しなかった、どこかゴメンな小話をまとめて紹介する。個人的には、今後、旅行プランを練る際の忘備録として参考にしたい。
(1)プランづくり
東京都民が対象の都内観光割引「もっと楽しもう!Tokyo(もっとTokyo)」。おかげで都内の高級ホテルが割安に。地元・東京ということで特段観光に興味なく。ホテルの部屋でまったり過ごそうということに。ただ、間近に見える東京タワーは迫力満点。すぐそばの増上寺も風情あり。どうせなら観光すれば良かったな。
後になって募る口惜しさ。それがどうにもゴメンな感じ。
(2)チェックイン
滅多に泊まらぬ高級ホテル。地元・東京にあるということで。ゆとりを持ち過ぎるほどに持ち、夕方過ぎにのんびりチェックイン。ホテルの部屋。窓から眺めた東京タワーは間近に見えて荘厳で。おまけにライトアップも美しく。時間があれば上りたかったな、展望台。
後になって募る口惜しさ。それがどうにもゴメンな感じ。
(3)店選び/その壱
義母のたってのご希望で、ディナーは美味しい焼き肉屋。ググって探して予約して、タクシーを拾って乗りつけた。ところがこの店、高齢者にとっては、ちょっとゴメンな感じ。2階に上る階段が、あまりに狭くて傾斜が急。義母が一言:「怖かった」
店選び。今後はバリアフリーも気を付けたい。
(4)店選び/その弐
リハビリ中の義母さんと、一緒に食事するときの店選び。せっかく高級ホテルに泊まったからには、ホテル内のレストランも良さそうだ。価格は高くつきそうだけど、移動の負担もコストも要らず。おまけに時間もかからない。高齢者にやさしい選択肢。
店選び。今後は幅を広げたい。
(5)スマートフォン/その壱
ホテルに飛んでるWi-Fiが、スマートフォンにつながらない。フロントに尋ねても解決できず。サポートセンターに電話する。それでも、なかなかつながらない。どうにも悔しさが抜けきらず、その後もスマホを弄くり回す。気付けば、あっという間に2時間が過ぎる。癒しの時間をムダにして。自分自身に一言、ゴメン。
Wi-Fiは、つながらなければあきらめも一手。
(6)スマートフォン/その弐
ライトアップした東京タワー。様子をスマートフォンに残したく、腕を固めてシャッターを切る。ところが、撮れども撮れども満足いかず。光ったり霞んだり歪んだり。スマホを使った夜景の上手い撮り方を事前に調べておけば良かったな。
どこかゴメンな事前の準備。(終わり)