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予想の斜め上
ー続・ケーキ屋さん工場直売会
地域・1日限定の「行列のできるケーキ屋さん工場直売会」。販売開始の少し前に、会場に足を運び、価格およそ50%オフの特濃レアチーズケーキ(4号ホール)2個、同じくプレミアムロールケーキ2個の計4個を買った。どこか得した気分。その一方で、ふと思う。行列のできるケーキ屋さんは、具体的にどの店のことだろう。
関連リンク(「ケーキ屋さんの工場直売会」シリーズ):「光陰矢のごとしーケーキ屋さんの工場直売会」)
唯一の手がかり
有名店のケーキであれば、それだけお得感が増す。期待を膨らませ、ググりまくる。唯一の手がかりは、この工場直売会を案内するチラシ。主催・販売元の欄に書き込まれた「洋菓子工房ZEN」、それに「株式会社快善プロジェクト」(東京都立川市)だ。
調べたところ、洋菓子工房ZENは、どうも快善プロジェクトという会社が手がけているケーキの工場直売会のブランド名らしい。もう一つ、別に同じ取り組みの「スイーツファーム」というブランドもあり、快善プロジェクトは両ブランドを関東圏で展開している。
この会社のビジネスモデルは、各ブランドの下に、菓子づくりを手がける会社を募り、そこからスイーツを仕入れ、イベント会場で販売する仕組みのようだ。快善プロジェクトは不動産業者から会場を借り、地域限定・1日限定、最大50%オフと盛り込まれたポスティングチラシを使って集客する。
購入したケーキの製造元を見ると、いずれも決して有名店ではない。ところが、この仕組みは上手く機能している。実際、われわれ夫婦がこの工場直売会に参加したのはこれが2回目だが、ともにケーキを買う長い列ができていた。大繁盛と言えるだろう。
解釈の違い
それを思い返し、ようやく合点がいった。「行列のできるケーキ屋さん工場直売会」は、行列ができる有名なケーキ屋さんの工場直売会というのではなく、チラシ効果で行列ができるこの直売会全体が「行列のできるケーキ屋さん」という風に解してもらいたいのだろう。
予想の斜め上を行く解釈。どこか狐につままれた気がする。
(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を基にりす作成、地域・1日限定の「行列のできるケーキ屋さん工場直売会」で買った「特濃レアチーズケーキ」〈写真右〉=りす撮影)
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