変化の予兆
ーラーメン好きの戸惑い
世の中に自称「無類のラーメン好き」は星の数ほどいるが、自分もそのうちの一人だ。たとえ真夏日で食欲が失せようとも、ラーメンだけは別腹。誘われると、首を横に振ることはない。ただ、ここのところ、わずかに変化を感じている。どういうわけか、好みの味が変わりつつある。正直なところ、自分でも戸惑っている。
葛藤
大好きだった脂ギトギトの「ラーメン二郎」から、どちらかと言えば、あっさりした味わいが特徴の「喜多方ラーメン坂内」に好みが移りつつある。それぞれの店舗が隣り合わせであった場合、かなり悩むだろう。
二郎のファンであり続けたい自分と、喜多方ラーメンを食べたい自分が心の内で葛藤する様子が容易に想像できる。結果、喜多方ラーメンに向かう後ろ姿も見えなくはない。突然、老け込んだ気がして、どうにも寂しい。
羨望
その辺りについて、奥さんはブレない。激辛・蒙古タンメンでお馴染みの「ラーメン中本」のファンを長らく続けている。「そこまで(中本に)思い入れはないけどね」と、屈託なく笑う。
その余裕が羨ましい。
(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の素材を基にりす作成、あっさりなのにコクを感じる喜多方ラーメン〈価格税込680円〉のスープ=りす撮影)
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