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"サムライ対決"再び

ードジャース、次の相手はメッツ

米大リーグのポストシーズン、大谷翔平、山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースは、ダルビッシュ有のサンディエゴ・パドレスに勝ち、ナショナルリーグ優勝決定シリーズへの進出を決めた。次の相手は千賀滉大のニューヨーク・メッツ。山本はダルビッシュに続き、今度は千賀と投げ合う可能性がある。こうした"サムライ対決"がポストシーズンに相次いで見られる幸せよ。これまで思いも寄らなかった事態だ。

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MVP論争に決着を

このシリーズは、どうにかドジャースが勝ってナリーグ優勝をもぎ取ってもらいたい。しかも、大谷が活躍する形で。メッツには、今シーズンのリーグMVPを争うライバル、フランシスコ・リンドーアがいる。その目前でホームランをかっ飛ばして実力を見せつけ、MVP論争の白黒をはっきり示せれば、日本人大リーガーファンにとって実に気持ち良い。

もちろん、千賀を応援したい気持ちはある。シーズン中の負傷から復帰し、ポストシーズンに復活した姿は圧巻だった。ただ、この勝負に負けて大谷がMVPを獲れない理由にされたくない。米大リーグ史上初の50本塁打・盗塁を達成しても、守備につかない指名打者(DH)だから、大谷はMVPを獲れないという論調を真っ向から叩き潰してもらいたい。

心揺さぶる真剣勝負

地区シリーズのドジャース、パドレス戦の山本とダルビッシュの投げ合いには痺れた。ともに日の丸を背負ったことがあるエース格のピッチャーが、米大リーグを舞台に、息もつかせぬ投手戦を演じる姿には目頭が熱くなる。特に38歳のダルビッシュは、大谷との対戦でクイックモーションを使うなど、これまであまり目にしたことがない老練なスタイルも見せ、絶対に打たせないという気迫が感じられた。負け投手になってしまったことが惜しい。

日本人大リーガー同士の真剣勝負は心を揺さぶる。この先も見たい。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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