新たな出会いに期待
ーさらば愛しのボールペン
夫婦揃ってショックを受けている。というのも、書きやすくて大好きだったグリップ部分がオレンジ色のビック(BIC)製使い切り油性ボールペン「オレンジ・イージーグライド(オレンジEG)」が廃番なると知ったためだ。実に惜しいが、販売元がもう売らないというのだから仕方がない。ほかのボールペンとの出会いも、きっとあるはずだ。この先、われわれ夫婦をうならせるボールペンが出てくると期待したい。
スリム化の一環
インターネットによると、仏大手筆記具メーカー、ソシエテ・ビックの日本法人であるBICジャパン(東京都中央区)が先日、廃番を発表したそうだ。対象商品は黒、赤、青の3色、太さ1.0mmと0.7mmの全6商品という。われわれ夫婦は1.0mmに長くお世話なり、今もその辺に転がっている。
全世界で在庫がなくなり次第、販売終了ようだ。本社のソシエテ・ビックが進めている商品ラインナップスリム化の一環で、今後、オレンジEGの親モデル「ビック・クリスタル」の販売を強化する方針という。「筆圧が強くても滑らかに書けるところが良かったのに」と、奥さんは残念がる。
個人的にも、奥さんとまったく同感だ。太字が好きで、このペンで書くと字がきれい見える気がして愛用していた。先輩や同僚に貸すと、そのまま持って行かれることも多く、取り返しに行くと、「このボールペン、書きやすいね」と言われることもあった。
初めて知る情報
贔屓にしていたBICのボールペンだが、実のところ、廃番をきっかけに知った情報が多い。製造元が仏大手筆記具メーカーだったり、この会社が世界160カ国以上で筆記具やライター・シェーバーを売っていたりなどがそうだ。手持ちの100円ライターを見てBIC製だったと、あらためて思い出す。
よく知っているはずのものほど、知らないことが多い。
(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成、わが家にある使い切り油性ボールペン「オレンジ・イージーグライド(オレンジEG)」=奥さん撮影)
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