Moon Shine Cocktail Competition 開催に寄せて
きっかけは「ウイスキーカクテル」
「ウイスキーカクテルって、
ベースはアメリカンウイスキー、
っていうものが多いじゃないですか」
2021年夏の暑い日
そうWhiskey&Co.設立の年
まだ蒸留所どころか候補地も未定という頃
ほんとうに北は北海道から南は沖縄まで
どこにあるのか約束の地よ!!!くらいの勢いで笑
とにかくお声がかかればどこにでも行っていたあの頃
視察場所が決まれば、
周辺の蒸留所にアポイントを入れて勉強させて頂いて…
そんな候補地視察&蒸留所巡りの日々で出会ったのが
新宿ウイスキーサロンの静谷和典さん
ジャパニーズウイスキー界においてトップランクの識者でありながら
常識に縛られない静谷さんとの会話の中で出てきた上記の一言が
Moon Shine Cocktail Competition の誕生のキッカケでした
なぜコンペ?
バーボンをつくりたい!!!
という衝動のままに動き出したまさに直後の時期
※前夜譚はこちら ↓
とは言え
「日本でつくっているウイスキー」
の時点で
「バーボン」
を名乗れないのは勿論百も承知
そんな中、捻り出すように、絞り出すように、笑
「Japanese”Bourbon Whiskey”Style」
という言葉を掲げ、
日本だからこそ、日本人だからこそ出来る
「バーボンウイスキー」のスタイルを確立しよう!!!と思い
とにかく遮二無二インプットとアウトプットを繰り返していた日々でした
コロナ真っ最中でひょいっとアメリカいける感じでもなかったので
youtubeで「これが俺の自慢の酒だぜ!」ってドヤりながら
バーボンつくってるおっさんの動画見まくって
ネットサーフィンでバーボンのマッシュビル調べまくって
仮説に基づく製造実験の繰り返し真っ只中だったのが
2021年8月
日本のウイスキーにおいては
まだまだ超レアだったバーボンスタイル
そんな、
「日本でつくられた”アメリカンスタイルウイスキー”」
を使ったウイスキーカクテルなんてものがつくれたら…
これはめちゃめちゃワクワクするじゃないか!
もっと言えば、カクテルってやっぱり
お酒をより一層「のみやすくする」ことにも
意味があるものだよね
それなら、
ニューメイクの段階からカクテルにするとかも
めちゃくちゃ面白いんじゃない!?
…旅先での出会いから
初めて一杯飲みながらの静谷さんとの会話で
こんな調子で猛烈に盛り上がったのが
本当に昨日のことのように蘇ります
折しもWhiskey&Co.のブランドテーマ
「Playful!!!=アソビゴコロ」
が決まったのもこの頃。
この時から決めてました。
ウイスキーの蒸留を始めたら…
絶対やるぞ。カクテルコンペ。
Moon Shine
名前も実はこの頃から決めてました。
バーボンのニューメイクの呼称からつけよう、と。
「ホワイトドッグ」
もとっても素敵な呼び方なんだけど…
やっぱり
「ムーンシャイン」
のセクシーさったらないよなー…と
月明りで密造してたアメリカ禁酒法時代の名残り
なんてもう胸掻き毟られるじゃないですか。
これしかない!
そしてこれ恐るべき偶然というか
もはや運命のお導き文字通り三島が約束の地だった証明なのか
弊社蒸留所Distillery Water Dragonから歩いてすぐのところに
コノハナサクヤヒメを主祭神とする神社があるのです。
富士山の溶岩流を足で止めたという女傑っぷり
言わずもがな月に帰ったかぐや姫のモデル
Moon Shine Cocktail Competition は
プロのバーテンダーさんだけでなく
一般の方々もどしどし参加して頂ける形式にしました
まだ見ぬ才能や新たなセンスの持ち主に
人知れず磨きぬいてきた知恵と技術で
私たちのお酒を月の如く輝かせてもらいたい
そんな想いを込めてます
「Moon Shine Cocktail Competition」
皆さんの閃き、輝きを、ここに!!!
※Whiskey&Co.ティザーサイトからもエントリー可能です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?