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22歳


2024年8月16日

わたしは22歳を迎えた。

22歳って子供と言うには少し大人びていて、大人というにはまだ未熟だ。

モラトリアム」という言葉が存在するが、わたしは現在社会に出るまでの猶予期間に置かれている。来年から就職するのだ。つまり、最後の学生生活ということになる。

なんだかんだ大学生は自分が置かれている「自由な環境」という意味でモラトリアムという言葉が大好きだ。モラトリアム期間だからなんでも出来る、と皆口々に言う。

わたしは今年の6月まで就職活動をしていた。
ある企業の選考でグループディスカッションがあり、社会人と学生の違いについて議論せよという問題が提示されたことがある。


成人している私は犯罪を犯せば罪に問われるし、お酒もタバコもできる年齢だが、社会人になるということは、どういうことなんだろう。ぼーっと考えて一生懸命意見を出したけど、別にそこの企業にご縁をいただけるわけではなかった。

22歳になって変わったことなんて別にない。
そう考えると18歳や20歳は眩しく見える。

多分こうして歳を重ねていくのだろう。変化があるとすれば結婚や出産、大きな人生イベント。

歳を重ねるに連れて段々思考が偏屈になってきていると感じる。

わたしは音楽が好きだ。でも、聴いてる音楽で人を判断してしまうことがある。やめたいとは思っている。

音楽を作っているのは自分ではなくアーティストなのに、作曲家気取りでなんともダサい行動だ。

人の聴いてる音楽をバカにするなんて音楽をファッションにしてる奴にしか出ない発想だと思う

こういうツイートを見た。テクニカルヒットだ。
音楽をリスペクトしているのになんて恥じた行動なんだろう。

音楽の話ってタブーだ。好きなバンドを話しても通じないことが多い。かと言って聴いてくれるわけでもない。だから心を閉ざしてしまう。分かり合えるのはインターネットの中だけでいい。


わたしはクリープハイプやMy Hair is Badが好きだ。でも、あ〜(笑)とかそういう反応をされることが多い。

ヤングスキニーやねぐせ。は若年層(特に高校生)が好きなイメージだが、私が青春時代にクリープハイプやMy Hair is Badが好きだったように、流行りや青春時代のバンドという位置づけなんだと思う。セックスがエモとかそういう部分に共感している高校生は少ないと思う。(少ないと願いたい。)

ヤングスキニーの「死ぬまでに俺がやりたいこと」を聴いたがパンクロックだった。わたしが知らないだけで、今の高校生たちには共感できる歌詞が多くあるのだと思う。

自分が共感できないことを当てはめて、何を聴いてるからダサいとかこっちの方がかっこいいとかこれ聴いてる自分はセンスいいとか当てはめるのはやめた方がいい。(でもSuchmosを聴くとオシャレな気分になれるからおすすめです)


わたしも何やかんやと文句や偏見を押し付けて、自分が聴く音楽の幅を狭めないように、偏見で固められて自分自身が苦しまないようにしたい。
周りの意見に流されてそれに同調するとか。
自分の意見を言えた方がかっこいい。

歳をとるにつれて思考が柔軟になるのか、それとも凝り固まってしまうのか。


それは自分自身の目で確かめたい。

思考を狭めないで、色々なものを吸収していきたい。多くの知識を持ち、発想豊かな人間になりたいと思う。








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