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普通の外国籍従業員が、起業の世界に飛び込む7日間 - Day 2-3: 旅の投稿を変えれば、旅が変わる
GWでいきなり始めた7日間の起業体験をそのまま記録するnote、第二弾です。1日目の課題提起を踏まえて、今回は2、3日目の課題の検証と解決策の提案の報告です。
前回記事をご覧いただき、ご応援をいただき方、本当にありがとうございました!まだご覧になっていない方はどうぞこちらへ:
とにかく、潜在ユーザーと話しまくる
一次情報を大事にさせるビジネスとして、一次情報を優先に取らなければ嘘になるでしょう。Customer Problem Fit(課題検証)段階では、とりあえず人と話すのは大事。たくさんのインタビューを行って、課題方向性の検証と調整だけではなく、相手所感にのシンパシーや、「あなたの願望を実現したい!」の気持ちの醸成も自分自身のモチベーションになります。
課題検証インタビューと言えば、「それを考えたことある?」みたいのClosed-ended question(YesかNoで答える質問)を使いません。誘導的な設問に対して相手が忖度になりがちから、リアルな回答をもらえません。インタビューの設問は、自由回答できるOpen-ended questionにすべきです。「ほとんどの人が、同じような旅をするじゃない?」の課題意識を検証する時、「他人と同じような旅をしたいかどうか」を聞くではなく、旅全般に関する思考と行動を聞きながら、価値観を引き出すような対話を行います。(下記の5つ質問のような)
今回はnoteを書くきっかけで、たくさんの方と繋いて大量なインタビューを行いました(笑)。すごくありがたいことは、殆どの方は、「定番ルートや人気観光スポットだけは満足できない」と思っていらっしゃいます。さらに、「一番人気のところにはさすがに行く」方も、「別に観光地に全く行かなくても全然良い」の方もいます。旅の全体像を細かく話ながら、ペルソナとストーリーボード(思考・行動・結果・感情)を作ってみて、課題点の粒度を細かくしました。
「自分なりの旅行をしたい」だけではなく、「自分人身の興味分野と関わる体験を増やしたい」、「現地で人とのコミュニケーションをもっとしたい」、そして「自慢する旅を簡単にまとめて、みんなにもシェアしたい」などの願望もたくさん気づかせて、課題の全体像と解決の切り口も見えてきました。
謙虚と感謝の気持ちで、組織づくりへの挑戦
まだ前回が書いたnoteのお陰で、早速最高の仲間2名を迎え入れました。創業メンバー3人で、1週間後解散になる「会社」を立ち上げ、最高のビジネスを一緒に始めました。
GW起業体験の3日目、既に2名のメンバーをジョインしていただいて、チームキックオフを行った。お二人は超優秀な方々、会議中で素晴らしいアイディアも止まらない。最高の喜びを味わった。
— Whiplus (@whiplus) May 2, 2020
1人目は、Slush Tokyo(現BARK)のマーケティングリーダーとして昨年一緒に仕事したの友人、こゆき。今回はデザインとマーケティングを統括、プロダクトUI/UXのデザインと、ブランディングやマーケティング戦略全体を構築しています。美学センスが半端ないしデザイン勉強にも熱心、オンラインリソースを使いまくって爆速自己成長の話も本当に尊敬。詳しくはこちらのnoteにご覧ください:
もう1人は、SoftBankの機械学習エバンジェリストの天才エンジニア、さえくん。昨年のJunction Tokyoハッカソンで同じチーム、一緒にTop 3決勝戦まで戦いました。今回プロジェクトのテーマも旅だから喜んで参画していただいて、プロダクト開発を統括します。
最初3人のキックオフで、僕はこんな感じのことを言いました:「正直、僕はこの組織をうまく回る自信がない。プロダクト開発も組織運営も、『こうすればいいじゃない?』のことを言えば、全部受け入れる。自分が社長として起業していることを思ってもらいたい」
本音です。組織運営の経験があんまりない私が、一番正しいリーダーになるより、一番謙虚や感謝をできるリーダーになりたい。そうすればチームの知恵を最大限に活かし、個々人の能力を掛け算になって最大の組織力を発揮できると信じています。
(Zoomの背景ではなく、本物のツリーハウスで働いているこゆき。。)
真の機会が、酷い真実に潜んでいる
人間は感情で動く生き物であり、ある意味、emotion-driven machineでもある。ユーザーの負の感情を払拭し、ポジティブな感情を引き出せるかどうかで、プロダクト成功の可否を判断できます。
負の感情が生まれた原因は、行動の結果が最初の思考(期待)通りに満たされないことです。上記ストーリーボードの例をすると、せっかく「自分自身に合わせる旅を探したい」の気持ちを持っていたが、ウェブで検索した結果はほとんど定番スポット探せないで、期待が外れるようになりました。その思考と結果ギャップの中で、ビジネスチャンスが生まれます。
爆速起業の私達は、こちらの「負の感情」に目をつけました:
「インスタに旅の経歴をたくさん書いて投稿したけど、誰も写真の説明部分を読まない。。。」
これはリアル。写真や動画などコンテンツが大量生産されている今、文字みたいな落ち着いたコンテンツを読む余裕がない、のは今SNSユーザーの現状ではないでしょうか。(noteみたいのサービスは本当に珍しい)
昔上司の麻野さんも社内でピーターティールを引用する時、「誰も気づいていない酷い真実」を見つけることはポジショニングの本質を言いました。
誰も気付ける明確のニーズを着目すれば、ビジネスは競い合いになる。酷いリアルだけどそんなに注意されていないものに集中したほうが遥かに楽かもしれません。
初期段階で、旅全体体験のたくさん課題の中で、私達は旅についてのSNS投稿だけに注力し、旅行者のFacebookやInstagramポストの価値を最大化します:
SNS投稿に価値提供によって、たくさん旅やユーザーのデータを集まったから、さらに旅行者にビッタリ旅の推薦や旅行者同士のマッチングに展開できるではないか、と3人間議論しました。
Problem Solution Fitは、いきなり全部の課題を解決するではなく、一点突破から徐々に責任範囲を広げる計画を段階的に立ち、最終にミッションとビジョンを実現する、の話です。
これから、このソリューションを踏まえたMVP(Minimum Viable Product)を作ります。