なんで。
心の鍵がかかり始めた小学校を卒業し、自宅から徒歩3分ほどの中学校に入学した。
今回は最初から特別支援学級に所属することになった。まぁ、車いすユーザーだし、それが普通なんだろうなと特に疑問を持ってはいなかった。そのはずだった…
中学2年生の時だったろうか、思春期真っ最中だった私は心がざわつきはじめた。ある疑問が込み上げてきたのだ。
“なんで分けられる?なんで、みんなと同じクラスで過ごすことができない?”
通級で一緒に過ごしてはいたが、障害者である私と健常者であるクラスメイトたち、その違いに敏感になっていたのだ。
体育の時は特別支援学級で自習していたけども、いつも窓から運動場を眺めていた。クラスメイトが楽しそうにしているのが羨ましくて仕方がなかった。何よりも寂しかったのだと思う。
今だから言えるが、気持ちがドン底の時に特別支援学級にあった卓球台に泣きながら『死にたい』と彫刻刀で削ってしまった…のちに他の学生が発見してしまい驚かせることになるのだが、私は知らぬ顔。
なんでそこまでの状況に追い込まれたのか?その理由は次回に続く…
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