人間は四六時中誰かと一緒にいられない(?)という個人的観測
新型コロナの影響による外出自粛に伴い、家庭内不和、DVが、夫婦間親子間問わず起こっているという。
私自身は夫、子どもと住んでいる。
4月以降は子供も保育園登園自粛によりずっと在宅、自分は在宅ワークのため仕事&子守ワンオペという、やっている人しかわからない辛さにどっぷりで、子供とずっといる身体的負担はもちろん、精神的な負担が危険といっても良いだろう状況に陥っている。
もちろん、子供がウィルスに罹患する可能性を下げられている安心感はあるし、きっとこんなに一緒にいるのは人生のなかで貴重な時間だと思う。
けれど、仕事中に限って言うと、「楽しそうだね」とかいう状況とは全くかけはなれていて、両立できない2つのことをやらざるを得ない環境で、どうしようも無いイライラが、親子関係の崩壊・子供の精神的な悪影響など、全部他人事でないのはよくよく感じている。
親子揃ってアトピー症状が悪化し、そのせいで夜も寝られない(子供は数時間おきに起きてしまう)という悪循環にも陥っている。ストレスが関係してないはずはない。
で、ふと思った。
『人間は親子であろうと夫婦であろうと、四六時中一緒にいることを基本設計として持っていないんじゃないか』と。
冒頭のことが世界中で起きていることで、性格・夫婦仲・親子の関係とか、もちろん無関係ではないけど、でも、広い視点から見ると、それらの要因抜きでも、ずーーーっと誰かと一緒にいることを快と感じる脳の仕組みではないんじゃないかと。
例えば、生物の全体としての本能的な目的は「種を残す」、
だから、例えば
-夫・妻とずっと一緒にいるのではなく、お互いが別々の相手と子孫を残した方が、生まれてくる子供の遺伝子のバリエーションが増え、種として継続がしやすくなる。
-生まれてきた子供ぞずっと構うのでなく、子離れ・親離れし、別の子孫を残す活動をする
とか。そのほうが、子孫が増え遺伝子の組み合わせも増え、種として継続の可能性が高くなる。とか。
なので、それに逆らうこととなる親子・夫婦が、現状のようにずーっと一緒にいること「だけ」で苦しくなるのではないか。
動物は、弱肉強食の世界だから、もしかしたら常にグループで行動するのがあっているのかもしれない。でも人間は、生活の中で常に生命の危険を感じ流ということはないから、(一部の民族などでは違うかも)、四六時中一緒にいる必要性はなく、むしろ離れるのが自然(その目的がある)ので、結果として気持ちできに苦しくなる設計なんじゃないか。
結論ないけど、だとしたら、「そりゃキツイよね」って多少の慰めにもなるかも、自分への。