究極のブランド、それはディズニーランド
ですよね。
当然ディズニーシーも含みますが、含んだディズニーリゾートにすると語感が悪かったのでディズニーランドにしました。
はい。
ディズニーランドのブランドが凄いのは言うまでもないです。
そんなことは誰でも知ってます。
でもここで注目してほしいのは「ディズニー」ではなく、「ディズニーランド」ということです。
当然「ウォルト・ディズニー」コンテンツありきのテーマパークなので、ディズニーとイコールではあるんですが、ディズニーランドって世界のディズニーで唯一「ウォルト・ディズニー」が運営してないんです。
これもご存じだと思いますが、一応「オリエンタルランド」ってとこがやってます。
で、ここからが本題。
ディズニーランドの何がすごいのか?
自分も4年ほどキャストをやったので、キャストをやったことがあるからこそ言えるんですが、
「ディズニーランドのキャストはディズニーランド大好き!」
出展:https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2018/017734.html
まぁこのワードも当たり前だろ!好きだから働くんだろ!と言われそうですね。実際キャストも大抵年パス(年間パスポート)持ってるくらいディズニーが大好きです。
両パーク年パス持ちも多数いるほど。
週5そこで働いてるのに、自分の時間もディズニーランドに費やすんです。時には朝からディズニーで遊んで、午後シフトに出たり、午前シフト終わってディズニーにそのまま行く人もいるくらいです。
これはもう人生ディズニーランドです。(多分高齢化も進んでます)
そして、そのキャストから生まれる対応が素晴らしいというのも有名で、業務の効率よりゲストを第一に考えるディズニーフィロソフィー(SCSEと呼ばれるやつです。)が、ゲストの大切な1日を彩り、ゲストに「また来たい!」と思わせる素晴らしい循環がディズニーランドでは出来ています。
じゃあそのキャストの質の高さはどうやって維持、また担保してるのか?ここが重要で、サービス業の方は可能であればディズニーレベルの従業員教育したいよ!と思ってると思います。
ですが、最初に言った通り「究極のブランド」なので、多分ほぼほぼ真似できないやつなんです。
それはなぜか?
まず日本に生まれたらディズニーを避けて生きることはほぼ無理といっていいと思います。
小さい頃に読む絵本や、教育コンテンツにも入ってますし、もちろん大人になっていく過程の中で触れる娯楽分野にも多数あります。
そしてそのディズニーの様々なキャラに会えるディズニーランドに行きたい!!となるのは日本で、いや世界的に見ても自然の流れだと思います。
またここがキャストのクオリティを担保する意味では重要なポイントで、ディズニーランドに行った人は、大半の人がすごい楽しい1日をディズニーランドで過ごしたということが、自分の原体験として残るんです。
そして、自分がそこから大きくなり、実際にディズニーで働きたい!と応募するときには私の感動した体験を、ゲストにも体験してほしい!と思って入る人が多いです。
なので、スタートラインからすでに大分差がついてると思います。
実際に働き始めてもディズニーフィロソフィー自体がゲスト第一に考えてあるので、思う存分自分の体験した感動を、接するゲストにも提供できる環境も整っています。(ディズニーランドという舞台で役を演じるのが仕事)
なので、ディズニーキャスト採用担当の方は、面接するときに唯一「ディズニーリゾートで感動した体験を教えてください」を聞いて、その答えだけで判断していいんじゃないかとさえ思うくらいです。
そんな10年、20年もかけて自社ブランドのファンを育て、そのファンがまた新たなファンを作っていくなんてことは、ディズニーランドにしかできないのです。
これで終わると真似できねーじゃん!で終わってしまうので、ディズニーランドから学べて、比較的すぐできることとしては
「現場のスタッフがモチベーション高く仕事できる環境づくり」ですね。
今まで話した内容だと、すでにディズニーランドはスタートラインからこれができているから、スムーズにゲストにも最高のサービスを提供することができます。(実際にキャストのモチベーションを上げるためにサンクスデーだったり、色々と中ではやってます。)
ただ、普通のサービス業、接客業の方はなかなかそんなにモチベーション高く、スタッフとして入ってくることも少ないと思うので、せめて現場のスタッフが楽しく働けてその場所を好きになる環境をまず作ることが、ディズニーランドのようなブランドづくりの第一歩となり、またそれがコロナの中でも選ばれ、生き残っていくということに繋がるんだと思います。
あー。。マーケティングの記事って当たり前の結論のやつが多いので、そういうのは書きたくなかったのに、結局至極当然のことを言って終わってしまった。。
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