ベルリン 28日目
現代のデザインに多大な影響を及ぼしているドイツの美術学校、bauhaus。ベルリンにはbauhausのアーカイブを展示している施設があるが、現在改装中で閉館していたので、臨時のショップに行った。
展示は少なかったが商品の数はかなり多く、何を買おうか迷いながら1時間ほど見た後、鞄と本、ポストカードなどを購入。
店を出てS-bahnでDDR博物館に行く。
東西分裂時の東ベルリンに関する展示品が数多くあったが、中でも惹かれたのは、音楽を聴く為教会に集まる若者たちの写真だった。
様々な統制がされていた当時、西側諸国の音楽もまた聴くことが禁止されていた。合法で聴ける音楽は、国営のレーベルであるAMIGAから売り出されているダサいアーティストのものばかり。
違法の音楽の中でも特に危険視されていたパンクに憧れ、生活に希望を見出していたであろうパンクスの写真は、単なる情報として消化することのできない魅力があった。
東ドイツの典型的な家についてのコーナー。子供部屋には当時のラジオを再現した展示品があり、ヘッドホンを着け周波数を合わせるとデヴィッド・ボウイの"Heroes"が流れてきた。
大満足で博物館を後にした帰り際、駅の階段で鳥に糞を落とされ萎える。
お気に入りのジャケットが汚れてしまったので、友人の勧めで盟神探湯(くかたち)することに。
テンションの起伏が激しい1日だった。
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