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母国以外で産む方へ
わたしがキューバでの海外出産を決めた理由の一つが、キューバは医療は進んでいる、薬の開発が盛んである、と言う話をよく耳にすること。確かに事実として
•医者や看護師の海外派遣も盛んで、世界中の医療現場で働くキューバ人も多い
•社会主義のキューバでは、国民の医療費、学費が無償なので、医師が多い
ですが、結論から言うと…日本を含む先進諸国に住む方なら母国での出産おすすめします。
わたしは出産時に感染症を患い、とても恐ろしい経験をしました。それについてはまた詳しく書きたいですが、選ぶ国にもよりますが、母国以外で産むと言うことは覚悟のいる事。
外国人女性と結婚した男性に知っておいて欲しい事
先日、友人から海外出産についての相談を受けました。それは友人の友達で、外国人女性と結婚して東京に住む男性からで、妊活中のようなのですが、病院で話がうまく伝わらないという悩みでした。
これを聞いた私の回答は以下、
1. そもそも妊娠•出産は、いくら旦那さんが協力的な方でも結局、このカテゴリーにおいて男はなんの役にも立たない。
2. 妊娠や出産に関しては、国内であっても自然分娩や無痛分娩、母乳育児と粉ミルク、それぞれたくさんの考え方があり、さらに海外で、文化の違いまで入ってくると、もう何を信じて良いのかという感じ。
3. やっぱり私しか自分の子は守れない!と、私も出産の時は結局一人でドクターや看護師さんとスペイン語で闘って、感染症まで乗り越えました。旦那は風邪の為ほぼ病院に入れなかったから!
要は、奥さんにどれだけの覚悟があるか、それしか母国以外で産むかどうかの答えはないと思います。
ドクターは基本は英語話せますが、医療用語は得意でも妊婦を気遣えるほどの会話力までは望めない。だから、まずその国の言語の習得と熱意が必要。
領事からの電話
わたしの入院中、夫に出生届を在キューバ 日本大使館に出しに行ってもらい、入院中である事を話したら、病院に領事から電話が入り、心配してくれつつも、なぜここで産む必要が?と質問攻め。後日、子供のパスポートを取りに行ったとき、日本とキューバの出産時の母子死亡率の違いや、国別の医療水準ランキングが手書きで書かれた付箋を渡され、しっかり諭されました…。ちなみにキューバは世界で35位。後進国としては上の方にあるのかもしれませんが、日本は9位(2017年)です。
薬の開発は確かに盛ん。それはキューバ危機の時に輸入が途絶えたことや、戦時、他国からの毒物攻撃から身を守るために国内でどうにかしなければいけなかった歴史から始まっています。
しかし、子供が発熱した時に解熱剤を処方されても薬局に解熱剤がない!三軒まわってもなかった!最終的に近所の人から分けてもらうという現実からみても、医療先進国とは言えないですね。
他にもこんな経験を…
•小児科に行ったら、当時結膜炎患者が多く、感染の危険性があるからここにはいない方がいいと言われ、救急車で連れて行かれた別の病院の待合室に野良猫が寝てた!清潔ではない。
•日焼けが酷く、病院に行くと、薬は処方されず、カモミールティーとアロエが1番効くのよ!と医者におばあちゃんの知恵的なことを言われた(これは確かに効果あり!)
でも、旅行中の風邪や怪我などで病院にかかったらよくしてくれたという話はよく聞くのでご安心を?
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