🌊記憶の欠けかた

ふと、自分には人格なんていないんじゃないかと思う時がある。
たまに脳内のアクセスが取れなくなって、ひとりぼっちになるから。

記憶がないと言うが、記憶がない証明って結構難しくて、LINEのログや日記のログでなんとなく足取りが掴めるし、覚えている時もあるし。

しかし、○○だったよ って指摘されたり、やはり2日前の訪看で何を言ったのかさっぱり覚えていなかったり、他人の方が私のことを知っていたり。

文字の癖が変わったり、喋り方が変わったり、やっぱり居るのか、あいもかわらず、と思った。

本当に不思議なもので。このははこのはの記憶を全部所持してるみたい。
だから通話中と別の日の通話中の記憶はだいたい繋がってる。

別の人が出ると覚えてない。きれいに。

いま、私になるとあんまりわからない。
とりあえず訪看中にすごい喋ってたことだけ覚えてるけど、私じゃないみたい。本来の私は根暗だから。

それでもやっぱり、人格たちがいなくなること、悲しいと思ってしまう。
私はそもそも寂しくてこうなったのだろうか?

そもそも生き方がわからないという問題点もある。小学生からこのはの力を使って生き延びて、自分が自分じゃなくなって生き延びて、自分に嘘をついて、好きじゃない人のことを好きって言って、誤魔化してきたのだから。

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