#あの番組を語る
「 #書いてつながろう 」
みんなで「書く」ことでつながったり、楽しい習慣になったらいいな。
そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。
今週のテーマは「 #あの番組を語る 」です。
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夫婦の会話がかみあわない。夫婦の会話がすれちがう。
世の中の夫婦って毎日どんな会話をしてるんだろう。
妻がひとりドラマを観ていると、僕は俳優の演技ではなく「整形したっぽい」とか「カツラじゃないか」と話しかける。
僕がひとり映画を観ていると、妻はストーリーとは関係のない「なんでこの人こんなに人気あるんだろうね」と聞く。
こうやって夫婦の週末は、没入感から緊張感へと変わってゆく。
妻が息子の教育の話をしようとするとき、僕はトイレに立ち上がろうとするときだったりする(近いのです)。
僕が会社のグチを発するとき、妻は揚げものや炒めものをしていて、何度も聞き返される。(同じ内容のグチを繰り返すというのは、同じオヤジギャグをもう一回リピートしなくちゃいけないくらいツラい)
こうやって夫婦の毎日は、パラレルワールドにいるかのように時間がすぎてゆく。
そんな僕たち夫婦が合流できる貴重な時間が、
NHKで放映中の「365日の献立日記」を観ているときだ。
「365日の献立日記」は、女優の沢村貞子さんが26年半もの間、毎日つづった日記をもとにフードスタイリストの飯島奈美さんが献立を再現し料理する番組。
シズル感がすごく、見てるだけで「絶対おいしいヤツじゃん」と確信できる映像。香りとか味まで画面から伝わってくる。いわゆる「ていねいなくらし」だ。
妻と僕は、唾液を飲み込みながらテレビにかぶりつく。
番組の内容が素晴らしいのはもちろん、5分間という時間がちょうどいい。
5分を超えると、だんだんかみ合わせが悪くなり、ベクトルがずれてくだろう。
週1回放映される「365日の献立日記」は、
僕たち夫婦を約10,000分(1週間)のうち5分だけシンクロさせてくれる。
あと26年半は続いて欲しいな、と願う。
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次回のテーマは、「 #人生のピークだと思う出来事 」です。
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