#推薦図書
「 #書いてつながろう 」
外出自粛でなかなか外に出られず、たくさんの暗い情報で頭がいっぱいいっぱい。
こんな状況だけど、みんなで「書く」ことでつながったり、楽しい習慣になったらいいな。
そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。
今週のテーマは「 #推薦図書 」です。
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僕の脳みそから、少しずつ知識が剥がれてゆく。
東京オリンピックが開催されるはずだった2020年に入ってからそう感じるようになった。
わが家は今年1月からメルカリを始めた。
妻の断捨離をきっかけとして初めてのフリマ生活が始まった。
洋服から雑貨まで、タンスの肥やしを出品して、新品に近いモノから「こんなんマジでほしい人いるの?」というモノまで「あゞ日本の何処かに」買ってくれる人がいるということを知る。
僕も妻に負けじといろんなものを出品した。
やっぱり世の中の人たちは、ボロボロだろうがブランドもんが好きなんだな、とかマーケット感覚を身につけながら、そこそこお気に入りの本も思い切って出品してみたのだった。
古本市場的には、これまでの僕の選本眼は悪なくかったようで次々に売れてゆく。30冊以上、売れただろうか。
これはよろこばしいことなんだけれど、記憶のスペックが低い僕の小脳の代わりに本棚を収脳として使っていたものだから、そのスキマが増えていくのが、知識を剥ぎ取られるようで不安になってしまったのだ。
メルカリあるあるかもしれないけど、出品を重ねていくと、購入もしたくなる。
もう40冊以上は買っただろうか。読みそびれた本や流行りの本を買い漁るようになり、今では逆にオーバーフローする勢いで収脳のスキマが埋まっていってるんだけど。
例えば、ノーベル経済学賞受賞のダニエル・カーネマン著
「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?」
帯には、
「東大で一番読まれた本」
「人間の意思決定メカニズムを徹底解剖する行動経済学の世界的ベストセラー」
「人間は必ずしも合理的ではない、人間のファストな「直感」とスローな「論理」を科学しよう。」
などとある。
読書は旅に似ている、と言う人がいる。
ならば、本を買うことは、旅のチケットを買うことに似ている。
だから、持っているのを忘れ、また同じ本を買ってしまうことをダブルブッキングと言う(ウソだけど)。
旅に出る前、どんなルートで行こうか、どこでご飯を食べようか、
新しい服を着ていこうか、予想外の発見があるだろうか、と考えている時間や、
旅仲間とシミュレーションする時間も旅のハイライトだったりする。
本だってそうだ。
読む前に、信用できる人のレビューをネタバレしないくらいの感じで旅のブログみたいに目を通す。
読む前に、読了後は新しい自分になっているかもしれないと期待しながら、装丁や帯や紙の質感やフォントを楽しむ。
読む前に、これから読もうとする人を見つけられたら、一緒に旅の準備をしてるみたいにワクワクするだろう。
この本のタイトル、ファスト&スロー。
直感と論理。右脳と左脳。
バリウム検査で「右に回転せよ」と指示され、箸を持つ手がどっちか確かめながら、左右を判断するように、ひらめきをつかさどるのは「右脳と左脳のどっちの出番だ?」と脳内で右往左往する。
fastをいつからファストと表記するようになったんだろう。
昔はファーストフードって言ってたよな。
UNIQLOとかH&Mとかが出始めてからか・・・
なんてことを考えながら、この本をまだ読んでもいない、積ん読派のスロースターターな僕を正当化している。
さぁ、いつかいっしょに旅しよう。
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来週のテーマは「 #男女の友情 」