「ラジオ・エスノグラフィー」、そのスタートライン
今年の夏は歩くだけで汗だらけになり、日差しが痛いほど暑すぎた。大学生最後の夏休みで最後のゼミ合宿になった今回の焼津での夏合宿は今までとは違う感じの夏合宿だった。今年の夏合宿は「カフェゼミ」を地方都市で開催し、ラジオ番組を制作し「まちに還すコミュニケーション」として「ラジオ・エスノグラフィー」を目指した。9/17から9/19までの3日間を経て、私は「ラジオ・エスノグラフィー」のスタートラインから一歩を出した感じがした。
ラジオ番組のテーマにもつながる「まちに還すコミュニケーション」ってなんだろうと考えた時に、「まちに還す」ってまちに行って感じたことを素直に他の人やラジオ番組などで語り伝えて、まちにくる人を増やして地域活性化につなげることなのかなって思っていた。だが、「みき」のXの投稿を見た時に確かにお礼としてお店のものを買うことが相手のためになるという考えもあるかもしれないと思った。今回そのお礼を「みき」はラジオ・エスノグラフィーだと捉え、「まちに還すコミュニケーション」としてラジオを仕上げ、インタビューやお昼のお店、場所などを借りてくれた方々へ還した気がする。
↑焼津でのラジオ番組6編
ラジオは映像などの視覚的な表現ができなく、音だけになるので、聴者はラジオを聴きながらイメージすることになる。その中で、ファクトから自分の率直な解釈を伝えることは聴者に隠しなく直接伝わることだと思う。ラジオの2話ですごくテンション高く語ったり、ラジオの5話で自分の感想を全部伝えたりすることは語っている人の率直な解釈が伝わっていると思う。それで聴者は本当に楽しかったんだ!本当に素敵な場所だったんだなどが伝わり、行ってみたいななどに繋がったら、「まちに還す」にもつながるのではないかなって。またインタビューした方々から楽しんでくれてありがとうだったり、話してくれてありがとうなどのラジオを聴いてからの感想をもらったら「還すコミュニケーション」につながるのではないかと。
これで「ラジオ・エスノグラフィー」と「まちに還すコミュニケーション」がつながり、成長して行ったらと思う。
【参考】
慶應 SFC・加藤文俊研究室「まちに還すコミュニケーション」