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Knitting

今日から新しいものを編み始めた。
すごく凝ったアランセーター。
ちなみに編み物スキルは低くて、その上すぐ途中で投げ出すので全部合わせても卵がやっと孵ったかなというレベル。
服を編むまでに靴下を何組か編もうかなと思っていたのだけれど。
すごく凝った靴下を唸りながひと組仕上げたくらいでなぜかいきなりのアランセーター。
読んでいる本では、まず、アランのシンプルなマフラーを編みましょう、という。
私はアランのマフラーはアイテムとしていらなかったので(合わせる服がない)さて次とおもったらいきなりセーターだった。だから無謀にも編み始めた。
マフラーも編んでないのに。

でも私はその本の流れをとても愛おしく思った。
小さい頃、大人が対等に話しかけてくれた時のことを思い出した。
自分がどこかからやってきた宇宙人という扱いを受けていると感じていた幼少期に、あなたは宇宙人でも人間でもなく、あたなですよ、という言葉をかけてくれるひとがいたな。それと似た感じがあるなと思った。初心者でも宇宙人でもないよと今度は編み物に言われたような。

ゆっくりやれば編めるよ、分解したら一つ一つの行程はとてもシンプルなんだから、とその本はいう。
何事も分解するととてもシンプルである。
私も分解したらとてもシンプルな素材でできている。
まず分解してみる、自分がわかる素材になるまですこしずつ。
それをまた順番に組み上げていく。
そうしたらいろんなことが、自分とあんまり変わらないこととかに気づけるのかもしれない。

編み物から学ぶことが多いのはなぜなんだろうか。

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