零れるように光る海を見下ろしていた。

あまりに広大で呑み込まれそうだ。

嬉しくなって手を伸ばしてみる。

それはたちまち絵になってしまう。

嗚呼、とどかない。

僕はまた、自分で描いていた絵を、眺めていただけなのか。

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