それは、とある精神に障害を抱えた者たちが住まうグループホームでの出来事。 ここの利用者の一人である坂口まひろは隣の部屋の同居人による騒音に悩まされていた。 グループホームのスタッフに相談するが、同居人は尚も騒音を立て続ける。 限界だったまひろはもう一度スタッフに相談する。すると「ではあなたが退去するか」と言われてしまう。 その後、ショックを引きずって一人近所の公園で落ち込んでいたら、一匹の犬に声をかけられる。 その犬は言った、「おれは天使です」と。 それは彼女が病故に見た幻覚
「じゃあ、坂口さんはどうしたいですか?退去しますか?」 「え・・・」 それは、とあるグループホームでの出来事。 精神に障害を抱えた者が住まう、家の中での会話。 ここの利用者の一人である坂口まひろは、サービス管理責任者のスタッフに相談していた。 隣の部屋の同居人がドアを機嫌次第で乱暴に閉めるのである。 その音は他の同居人からは「この家が壊れるんじゃないかってくらいの音」と言われていた程だった。 そんな音をすぐ隣の部屋で立てられたら、自分の部屋にいるのに静かに暮らせない。 何
引っ越してから、それまで通っていた美容院へ行くのをやめて、近所の理容院へ通う事にした。 比較的安いから、というのが理由だったけれど、丁寧に髪を切ってもらえるし、シャンプーは気持ちいいし(美容院では仰向けになるが、理容院ではうつ伏せ…というか前屈みになって洗ってもらう)、首筋の毛を剃ってもらえ、更にパウダーでケアしてもらえる。 美容院も良かったけれど、これはこれで良いな…!と思った。 これからどれだけここに住むか分からないから、どれだけお世話になるか分からないけれど…これか
こんにちは。橘と申します。 私は実家に居続けると療養ができないと判断して、障害者同士が暮らすシェアハウスに引っ越しをした。 今は引っ越してから数日経ち、生活に徐々に慣れつつあるところだ。 今回はそんな最近の感じたことや考えたことを徒然書いていきたいと思う。 一緒に暮らす人達は皆親切な人達だ。 ただ、数ヶ月前に体験入居をした時とは印象が変わった人もいる。 やはり、人間関係は長い時間を過ごさないとその人の性格などが分からないものなのだなあと思った。 私の数少ない長所は、場所