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旅のノート5⑤「ひとりで老神温泉&尾瀬ハイク 2024.7.19-22」〜朝食ガッツリ、おいしい燧ヶ岳伏流水、尾瀬小屋ありがとう〜
<3日目、7/21(日) その1 ゆっくり尾瀬ハイクを楽しんだ>
午前5時に起床予定だったが、隣室のアラームで4時15分に目覚めた。
なんだよ〜とブーたれつつ、しっかり起きて、行動開始。
リュックの中を整理して、トイレ、洗顔等を済ませ、ちょっとだけ、朝の散歩に出かけた。
玄関では、もう登山に出発するパーティーや、準備している方々がいらした。
燧ヶ岳や尾瀬沼方面に向かうのだろう。
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刻々と表情を変えるので、見ていて全く飽きない。
午前6時から待ちに待った朝食。
前日にフロントで、「朝食は午前6時からで、先着順になります。」と説明を受けた。
先着順という言葉をなぜ伝えてくれたのか、その時はピンとこなかった。
時間に遅れたとしても、1人分の食事と席はあるだろうに。
こんな氣持ちで6時に食堂に着くと、すでにほぼ満席。
半分ぐらい食べ終わっていた方もいらした。
完全に出遅れてしまったが、おばさまたちのテーブルに同席をお願いして、やっと朝食にありつけた。
おばさまたちのお話によると、並んで待っていたそうだ。
「先着順」とは、好きな席でいただける、という意味だったのだ。
まだまだ日本語の修行が足りん!
と反省しながらいただいた朝ごはんはおいしかった。
鮭、ウインナー、シュウマイ、花豆、海苔がおかずプレートに並び、メインは豚汁。
豚汁とごはんはもちろんおかわり。
初めて泊まった山小屋、尾瀬小屋をチェックアウト。
見ると、テラス横に燧ヶ岳の伏流水が湧き出ているじゃあないか。
しっかりボトルに入れ、しばし風景を眺めながら、この日のハイキングコースを確認。
尾瀬小屋からの道はここだ、と思ってはいるものの、間違うのは嫌だ。
テラスカフェで働いているお兄さんに、地図持参で聞いてみた。
よかった、行こうとしている道で正解だった。
ようやく、7時10分に出発。
ありがとうございます、尾瀬小屋&スタッフの皆さん。
また来たい山小屋だった。
15分ぐらいで東電分岐に着いた。
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わたしは左折して東電小屋へ向かったよ。
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東電分岐からは湿原や林が続いた。
薄暗い林の中、川に架かる橋が見えた。
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7時50分頃、東電小屋に到着。
東電って、東京電力のことだったのね。
てっきり地名だと思っていたの。
東電小屋看板の横に、東電小屋の歴史が書いてあるプレートがあった。
読んでみると、只見川の水質調査や気象観測のため、関東水電(株)が昭和2年に建設した小屋が始まりだという。
尾瀬ハイク中、TEPCOの焼印が付いた木道がたくさんあった。
東京電力は、尾瀬国立公園の約4割の土地を所有して、自然保護してるそうだ。
東日本大震災以来、悪い印象しかなかった東電を、ちょっと見直した。
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東電小屋前のベンチで10分ほど休憩して、湿原に下りていった。
〜つづく〜