【雑記】尊敬する同世代:星野源さん
私は1981年(昭和56年生まれ)です
1981年産まれあるあるとして、幼少期から小学校低学年の1990年頃まではバブル真っ只中で、社会や経済に勢いがあり、世帯もどことなく現在の個人主義の延長線上ではなく近所付き合いもそこそこあり、周りが助け合い・協調していた時代だったように思います
それが<バブル崩壊>をして影響が顕著になってきた1993年から1995年にかけて世相が変わってきました
社会の閉塞感に同調するかのように、オウム真理教の毒ガスサリン事件や「酒鬼薔薇聖斗」の文字が今でも記憶に残る未成年による残忍な神戸連続児童殺傷事件
我が家も弟の反抗期が比較的長く、2000年頃までは色々な意味で暗黒時代でした
2000年から大学時代の4年間は何も考えず、「ノンポリ」という言い方が適切かは微妙ですが、何かに熱中するとか、社会の何かしらの活動に取組むとかもなくダラダラ過ごしていました…
大学を卒業する2004年4月頃は、就職氷河期の最終世代に掛かってしまいます(ギリギリアウトでした)
私は当時でも大量採用していた小売業(スーパー)に就職が決まりますが、決まっていない人もそれなりにいて、それが若干当たり前な空気&大して悲観しておらず、「もう少しナフコ(ホームセンター)でバイトするわ」とか、「やっぱ、教師になろうと思うから教職の単位履修の為にもう少し大学通うわ」とか普通にいました
そんな幼少期から青春時代でした…
因みに1981年生まれの芸能人は安達祐実さん、中村勘太郎さん(現:勘九郎さん)櫻井翔さんが有名ですが、
彼らは彼らなりの才能もあり苦労もされていると思いますが、出自が良かったり、小さいときから英才教育を受けたりと、一般的に見れば<違う方達>だと思います
そんな1981年生まれの芸能人の中で私が尊敬すると言いますか、純粋に凄いなと思うのが、星野源さんです
この方も才能がある方ですが、元々八百屋さんの息子さんで、不登校も経験されたり、芸能界へ入られても比較的長い下積みがあり、たたき上げ的というか、一般の方が努力や経験を糧にして、ここまで来られた感じが、私には好感を持てるというか、シンパシーを感じます
元々は2015年に解散したインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK(サケロック)」のリーダーであり、俳優業ではドラマ「WATER BOYS(2003年)」に端役で出られていましたが、
潮目が変わったのは、「アキハバラ@DEEP(2006年)」のタイコ役で出演だったと思います
私はこのドラマで源さんを知りました
何よりも出演者(風間俊介さん、生田斗真さん、バナナマン日村さん等)同士の仲が良くそれがドラマの雰囲気にも反映されており、当時のメンバーでもう一度再演してもらいたいです
その後の活躍は皆様の方がよくご存じだと思いますが、俳優業では、「コウノドリ(2015年)」「逃げるは恥だが役に立つ(2016年)」音楽では、シングル「SUN」や「恋」で人気を不動のものとしました
特にアルバム「YELLOW DANCER」は2010年代の名盤です
以前、KANさんの記事で少し言及しましたが、源さんの音楽は様々なジャンルの音楽を昇華されて<唯一無二>ものを創られている(細野晴臣氏の影響もあるとおもいます)ので、何回もリピートしても飽きることがない、まさに「不思議」です
最後に源さんは、ごく普通のご家庭の出身で、思春期に経験する悩みや辛さを人一倍経験され、芸能界でも初期の頃は順風満帆にはいかなかった分、「彼しかない優しさ」が音楽や演技、人格にも反映されているのかなと思います
源さん、これからも素晴らしい作品を世に送り出してくださいますよう、よろしくお願いいたします